「チャドウィック・ボーズマン = 正義の人ブレず」21ブリッジ よしさんの映画レビュー(感想・評価)
チャドウィック・ボーズマン = 正義の人ブレず
正義とは?チャドウィック・ボーズマンがガンと闘いながら主演製作した本作(※最後の主演作ではない)は人死にすぎで、人命が軽んじられた、何本見てもなんの肥やしにもならない代わり映えのしない作品だった。ただ、彼ほど実直で清廉潔白な役柄が嫌味なくハマって、実際にそうだろうと説得力をもたらしてくれる人はそういないだろう。
"クールハンド" タイトルにもなっているマンハッタンを囲む21の橋を封鎖という、その行為自体はアイコニックではあるものも(ex.「レインボーブリッジ封鎖できませ〜ん!」)、実際作品を見た印象的に主人公が封鎖するのに右往左往苦労する様子もなく、そこまで作中ずっと重要なキーワードになっているということもなかった。けど、作中終盤で語られるように、マンハッタンを守っている警察官たちはマンハッタンの外から長時間をかけて通っているという事もあるのだろう。そして主人公もまた橋を渡っているのだ、象徴的。それでも彼は実直に今日も働き、恥じない行いをする。チャドウィック・ボーズマンには本当に感謝しかない。
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