「偽ることの窮屈さ…」ジョン・F・ドノヴァンの死と生 ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
偽ることの窮屈さ…
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同性愛者であることを隠し続ける若きTVスター、ジョン・F・ドノヴァン。スターとなった今でも母親にも受け入れられず、本来の自分とのギャップに苦悩し続ける。両親が離婚したため、母親と英国に移り、慣れぬ生活を送る少年ルパートは唯一ジョンとの文通が楽しみであった。ルパートも母親との関係に悩んでいた。苦悩するナイーブさ、危うさをキット・ハリソンが好演。結局ジョンは母親とは打ち解けるが、苦悩することを止めて、自殺してしまう。ルパートへはそうなってほしくないと文通に託して。ルパートも同性愛者だったが、生き生きしている姿で終わる。ルパートにとって、生きる希望を見出したのならば、人生を変えたやり取りだろうが、そこまで苦悩していたことがルパート側には感じなかった。
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