「bitter sweet symphony」ジョン・F・ドノヴァンの死と生 マリエルさんの映画レビュー(感想・評価)
bitter sweet symphony
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スターになったジョン。そのジョンに憧れるルパート少年。母。
アメリカとイギリス、プラハ。
二つの人生が描かれていて、時系列もこみあっているため、最初は分かりにくい。
大人になったルパートがインタビューを受けて語るところは、「わたしはロランス」の後半に似ているな、と思いました。
必ずしも同性愛のみが主題というわけじゃなく、いろいろな偏見や無理解、差別に対して、どうすれば自分らしく生きていけるか、考えさせられる作品だと思います。
ルパートの母を演じるナタリー・ポートマンが美しい。
キット・ハリントンは色気のある俳優ですね。
表情のアップが多いのは、「たかが世界の終わり」を思い出させて。
そしてドランといえば、母と息子の葛藤、これもしっかり描かれています。
ドノヴァンは死んでしまうけれど、ルパートはしっかり生きていく。
「マイ・プライベート・アイダホ」みたいなラストシーンも良かったです。
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