「【金メダルを取るために、自分(とコーチの罵声)に打ち克つ!イリーナ・ヴィネルコーチの指導(罵声)が、強烈過ぎるドキュメンタリー映画。】」オーバー・ザ・リミット 新体操の女王マムーンの軌跡 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【金メダルを取るために、自分(とコーチの罵声)に打ち克つ!イリーナ・ヴィネルコーチの指導(罵声)が、強烈過ぎるドキュメンタリー映画。】
-2016年リオ五輪の新体操個人総合金メダリスト、ロシアのマルガリータ・マムーンの五輪直前の姿を映し出したドキュメンタリー。-
■印象的だった事
・"そこまで言うか!イリーナ・ヴィネルコーチ!”
のお洒落な帽子、原色系の服装、服飾品(ネックレス強烈)を含めた凄さには驚いた。
ーロシアの新体操の総合コーチ何だから、報酬凄いんだろうなあ、と思っていたら、旦那さんも凄かった・・。-
〈イリーナ・ヴィネルコーチの暴言の数々の極一部。〉
・ポンコツ!
・くたばっちまえ!
・ふらふらしてんな!軸がぶれてるんだよ!
果ては、マムーンのガン闘病中の父にまで、言及し、"瀕死の父を思い演じろ!"
である。
-いくら、数々のメダリストを育て上げて来たとはいえ、凄すぎるなあ。パワハラどころじゃないよ・・。
彼女の罵声はマムーンの直接のコーチにまで及ぶ・・。-
■映像では、マムーンの満面の笑顔は、恋人(同じ、アスリート何だね・・)と暫し会った時位しか見られない。
念願の金メダリストになった時も笑顔より、"やっと重圧から解放される・・"という安堵感の方が身体から漂っていた。
ー彼女は、絶対に、ロシアのために何て思っていないと思う。銀メダルに輝いたヤナ選手も、その前の映像では、”ロシアのために・・”と笑顔で言っていたが、表彰式の映像では笑顔がなかったものなあ・・。彼女も、罵声を浴びながら頑張ったんだろうなあ・・。-
<新体操王国ロシアの、威信を掛けて金メダリストを育て上げる姿には、感動よりも何か複雑な気分になってしまった作品。
アレくらい罵声を浴びせられても、やり抜く鋼のメンタルが金メダリストには必要なんだろうなあ。
エンドロールで流れた文章にも納得した作品でもある。>