劇場公開日 2020年7月23日

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「痛快などんでん返しの連鎖。笑って楽しめる騙し合いムービー!!」コンフィデンスマンJP プリンセス編 門倉カド(映画コーディネーター)さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0痛快などんでん返しの連鎖。笑って楽しめる騙し合いムービー!!

2020年12月15日
PCから投稿

笑える

楽しい

知的

【賛否両論チェック】
賛:ヒロイン達の丁々発止のやり取りが、コミカルで観ていて楽しい。待ち受けるどんでん返しの数々も、非常に痛快。
否:登場人物がかなり多いので、やはり予備知識はあった方がイイ。展開もお約束の超ご都合主義。

 劇中でも適宜、超簡単に説明はしてくれますが、最低限前作の劇場版の知識はあった方がよさそうです。
 長澤まさみさん演じるダー子の魅力が、今回も炸裂している本作。仲間達とのコミカルなやり取りには、思わず笑ってしまいます。個人的には、
「桑田とMATTより似てるわ。」
ってボソッと言うのがツボでした(笑)。
 そんな中でも今回は、新たに加わった少女・コックリが、ダー子と共に修羅場を潜り抜けていくうちに、次第にたくましく成長していく姿も、また見どころの1つでもあります。ダー子がコックリに語る、
「私達は何にでもなれる。なりたいと思ったものになれる。」
という言葉に、コンフィデンスマンの神髄が表れているような気がしました。
 そして本作の魅力といえば、何といっても最後に待ち受けるどんでん返しの連続です。あまり言うとネタバレになってしまいますが、今回も
「おっ!そう来ましたか!!」
と思った先に、
「えっ!そっちもですか!?」
なーんて痛快なラストが待ち受けています(笑)。
 展開はご都合主義満載な感もありますが、あの三浦春馬さんのお姿も観られる貴重な作品でもあります。是非皆さんでご覧になってみて下さい。

門倉カド(映画コーディネーター)