劇場公開日 2020年9月25日

「東宝映画自身の学園祭映画!黒澤組はあの世で喜んでいることだろう。」映像研には手を出すな! Naokisky2さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5東宝映画自身の学園祭映画!黒澤組はあの世で喜んでいることだろう。

2020年12月18日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

知的

本気でふざけて作られた痛快な作品だった。大人が一生懸命子どもたちと作った学園祭上映作品だった。馬鹿馬鹿しくも可愛げあふれる男子学生たちのウブさが最高だった。あの二足歩行の議論で泣いてしまった人とは友達になれると断言します。徹夜についてのあの一文を入れたシナリオライターの高野水登さん、最高です。羅生門のウジウジしたオープニング、七人の侍のテーマが流れる闊歩のシーンには驚いたし、踊る大捜査線の科白が使われるというこれにOKを出した責任者は立派だと思う。黒澤明、早坂文雄、志村喬たちもあの世で笑いながら苦笑しながら、この学生映画を観ているに違いない。パシフィックリム2への絶望をこの映画で打ち消すことができました!

Naokisky2