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チンプンカンプン
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イギリスの名門オックスフォード大学の研究室でワームホールの実験を重ねるアナは自らを転送実験の被験者にする。実験は一見成功したかに思えたが記憶障害や妄想につきまとわれ何かおかしいと疑心暗鬼になってしまう。そんな葛藤するアナに同僚から驚くべき実験の真相が明かされる・・。
明かされるのは終了間際だからそれまでは観ている方も疑心暗鬼、状況が掴めずに苛立ちさえつのる困ったプロット。
原題はAnti Matter、反物質?、劇中でも質量のあるものは転送できるが記憶に質量があるのかアナも自問自答、記憶が脳の電気反応、電子なら質量はあるとも言える・・。
キーア・バロウズさんは脚本・監督・製作と独占状態だから彼のSFチックな妄想に異を唱えるスタッフなど居なかったのでしょう、もっともワームホール自体、確立された科学ではないから結果何が生じても文句のつけようが無いのだが、まさかの展開、観ている方はチンプンカンプンでした。
バロウズさんは何が言いたいのか、大学での動物実験反対のデモが頻繁に描かれるのは科学倫理への問題提起をしているのだろうか、確かに科学の進歩を手放しで礼賛するのは早計、熟慮すべき問題だが、その例としての映画化ならちょっと違うかな・・。
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