「前半のコメディぶりに市原隼人の魅力を再確認、あの懐かしさが蘇る」劇場版 おいしい給食 Final Battle たいよーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
前半のコメディぶりに市原隼人の魅力を再確認、あの懐かしさが蘇る
ドラマ未観。『ヤクザと家族』を観た後に観る作品ではないな…笑、なんて思いつつ、面白くも暖かい先生の給食愛にホッコリとした。
1984年が舞台なので、その時代の給食は知らないが、給食に生まれる温かなひとときは懐かしくて微笑ましい。そんな中、密かに繰り広げられているバトル…そんなに動いたらバレるって!なんて思いつつ、給食の域を超えた異食の争いが面白くて飽きない。そんな、微笑ましくて可笑しい給食の一時が崩れ去ろうとするとは…。あれだけの激戦を見せられたもんだから、なんだか寂しく思える。それは、ドラマから観ていた人なら尚更か。それでも、後半の給食の存続に関する話題で、もう少し展開して欲しかったところ。諸々蔑ろにされている気がして、残念。給食そのものが無くなろうとしているときに、愛を再確認するためには何が必要なのか?問いただすにしても、広げにくいところだけに、着地が不安定になるのは分かるが、ちょっと退屈。それでも、パンと瓶牛乳の時代から続く伝統の重みを再確認できた。
武田玲奈に豊嶋花と、好みのキャストも多くて満足。ほんわかあったか食育コメディ。ごちそうさまでした!
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