「セリフ無し」Away odeoonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
セリフ無し
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登場人物も少年一人、作ったのもラトビアの青年ギンツ・ジルバロディス一人、彼はアニメーション、監督、編集、音楽をすべて自分で手がけました。音楽、効果音はあるものの独り言も言わずセリフ無しの奇抜な冒険アニメ。
ジルバロディスさんは21歳の頃、3年半かけてコンピュータプログラムMayaを使って製作、ラトビアにはアニメーション学校がなかったため、大学には進学せず、アニメーション、サウンドデザイン、作曲を独学で学んだそうですから凄い努力家。
飛行機事故で島にパラシュート落下した少年が謎の巨人に襲われ、誰かが置いて行ったバイクと地図を頼りに島の外れの漁港に向かいます。どこまでも追いかけてくる巨人、つり橋から落とされても怪我一つなく、妖怪なのか襲来の目的も不明、ただ怖がらせる目的の敵役。手のひらに乗る程度の小鳥が穴に落ちた少年を掴んで引き上げるがどう考えても無理でしょう、まあ、バイクで全速力で逃げているのにいとも簡単に追いつく巨人など突っ込みどころは多いが、小鳥、子猫、亀など小動物も多く出てきて子供たちには魅力でしょうね。まあ、ユニークな作品であることに異論はありませんが作家性が強いので好きズキでしょうね。
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