「安富さん主演のドキュメンタリー」れいわ一揆 roadyさんの映画レビュー(感想・評価)
安富さん主演のドキュメンタリー
2019年参議院選挙に出馬した安富歩さん主演のドキュメンタリー映画。
映画のタイトルにあるように、山本党首をはじめ、れいわ新選組から出馬した個性豊かな候補者にも触れていくのだが、あくまで主役は”女性装家”の東大教授である安富さん。
原一男監督が、れいわ新選組のドキュメンタリー映画を撮るというのはネットニュースで知っていたが、告示の少し前に、安富さんから「私の映画を撮ってほしい。映画を撮ってくれるなら立候補する」というメールが届いたことがきっかけだったとはビックリ。
安富さんは「子どもを守ろう」をスローガンにしつつ、また記号化した都市に馬がいて欲しいとの想いから馬を連れて、即興演奏家・片岡祐介と一緒に演奏しながら選挙活動をするのだが、選挙に勝つことよりも自己表現として活動を続ける。
やはり学者だなぁと思うのは、名台詞が多いこと。
すべては政治的であり、「政治に興味がない」と言うことは、現在の体制を容認しているとか、選挙期間中にマスメディアがれいわを取り上げなかった件については、「メディアが崩壊し始めていることに気付いてほしい」とか、まあ他にもいいこと言うなあと、目頭が熱くなったのだった。
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