劇場公開日 2020年9月11日

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「長すぎるけど面白すぎる」れいわ一揆 SHさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0長すぎるけど面白すぎる

2020年9月21日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

作品そのものの率直な感想、超オモロいです。でも、やっぱ長すぎる・・・。これがもっとコンパクトで大劇場展開していたら、色々とすごいことになると思うのは自分だけでしょうか?
あくまでも義務とか権利であり、面白いはずがないと思ってしまう選挙。でも、安富歩の壮大な実験や個性的な候補者を集める山本太郎などをじっくりと見せられると、民主主義の危機というのは社会が面白くないからなのではと思ってしまう。
面白い選挙というのは、固定観念からだとふざけたものとしか捉えることができないかもしれない。
何にも変わらない変えようとしない政治や官庁は、もはや完全縦社会あるいは封建的なものとなっていて、民主主義とは名ばかりで、やり方を知っていなければ何もできない仕組みになっていないだろうか?橙の引き継ぎばかりが色濃くなっていって、いつの間にか支配する者される者がはっきりしていって、社会システムが退化するのではないか─・・・今更ながらにそういった現状への不安が、この作品を通じて、身にしみて感じられたように思います。
異質な政党を追った作品なので、少々観賞をためらってしまうかもしまいませんが、あくまで人間の個の面白さに焦点をあてていると感じられるはずなので、原一男監督が目指している面白いドキュメンタリーであることは間違いないと思います。

SH