「ここが俺の生きる場所」アトランティス けろ教授さんの映画レビュー(感想・評価)
ここが俺の生きる場所
シアター・イメージフォーラムでも7月29日に上映が終了してしまうとのことなので、慌ててこの週末に『アトランティス』と『リフレクション』を鑑賞。隔日上映のため、スケジュールの都合上で『リフレクション』を先に鑑賞したが、これはやはり『アトランティス』を先に鑑賞すべき。『リフレクション』についてはまたそのレビューで述べるが、『アトランティス』を観て『リフレクション』の位置づけと意味がようやく理解できた次第。
ストーリーそのものは複雑なものではないが、色使いと登場人物の心理描写がとてもよい。主役の二人アンドリー・ルィマールクとリュドミラ・ビレカは本当のウクライナ軍兵と看護兵だそうで、今回のロシアによるウクライナ侵略で戦場に戻ったとのこと。海外への移住を勧められた主人公が、(2022年にロシア軍に陥落されることとなる)アゾフスタリ製鉄所で「ここが俺の生きる場所」とヒロインのリュドミラ・ビレカに述べる言葉は現実そのもの。必見。
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