「スリル感と疲労感」フラクチャード ジャーニーさんの映画レビュー(感想・評価)
スリル感と疲労感
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評価は低そうだが、私は最後まで飽きずに楽しんだ。
冒頭の車のシーン。
お決まりの夫婦喧嘩。
こういう時、気になるのが前を見ないこと。
こわがりなので、危ないから〜!と叫びたくなる。
怪しい廃れたガソリンスタンド。
カードが使えない。電池買えない。コーヒーをシートにぶちまける。
バルーンが怪しさを物語る。
混雑する救急病院。
無表情な受付スタッフ。
使えない保険証。
この病院大丈夫か?
が、医師や看護師は愛想がよくホッとする。
ホッとしたのもつかの間で、あとは観ていてもどかしさに悶絶する展開。
スタッフが勤務交代するため何度も説明。
すぐに破棄される受付票。
それが見つかった時の安堵感。
監視カメラの映像では、都合よく奥さんと娘の姿がない。機械が古いのが理由(笑)
精神科医、警官が出てくるあたりから、主人公は劣勢に。
虐待とか殺人を疑われ始め、ピンチに。
声も枯れ、疲労困憊。ようやく地下に到着し、クマの人形を見つけて、一緒に安堵する。
って、最後にはどんでん返しが起きて、クレイジーの疑いが晴れ、あの愛らしい娘とようやく再会して抱き合う…。
単純なので主人公と一緒に喉がカラカラ。まんまと騙されたわけだけど、こういうもどかしさ全開の作品は嫌いではない。めっちゃ疲れたが。
願わくば上記のような終わり方が良かったなぁ。
悲しすぎるじゃん、あんなに可愛い娘と会えないなんて。
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