「町も人も再生出来たのかな?」光を追いかけて 葵蘭シネマさんの映画レビュー(感想・評価)
町も人も再生出来たのかな?
監督やメインキャストが地元出身という、所謂ご当地作品。
今回の舞台は過疎化が進む秋田県。
「いとみち」や「浜の朝日の…」と同じく、寂れた地方の再生がテーマです。
中学校の閉校も決まり閉校祭の準備に取り掛かろうとしていたある日、突然町にUFOと思しき緑の光が現れミステリーサークルが出現… これはまさかのSF作品か?って感じですが、UFOも宇宙人も出て来ませんのでご安心を 苦笑
地元出身ギバちゃんの味のある芝居とは対照的な、生駒里奈や主人公の同級生役の子たちの辿々しい芝居はどうしたものだろうか…
色々闇を抱えてメンタルをやられてるヒロイン・真希と彰の交流が話の軸ですが、何かありそうなオーラで出番も多いツンツン生徒会長の役回りについては、ミステリーサークルの存在意義と同じく最後まで良くわからないまま…
(中島セナさん、独特のオーラがある女優さんだと思いますが、そろそろ笑わない役から脱却させてあげてほしいものです)
少し消化不良ですが、田舎の映像美などに過度に頼ることなくストーリー重視で挑んでいる点には好感。
基本的にエンドロールで主題歌が流れるのは嫌いなのですが、今作のそれは珍しく余韻を増幅させる効果的なものだったなぁ
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