癒しのこころみ 自分を好きになる方法のレビュー・感想・評価
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癒されたいならコレ!(ネタバレ注意)
冒頭、ブラック企業に勤める可愛らしい主人公のリナちゃん(松井愛莉さん)が、パワハラに耐えながら必死に奮闘してるシーンからはじまり、タイトルからは想像もつかないようなストレスフルな展開に。
「え?思ってた映画じゃないんですけど!?」
と、少し戸惑いましたが、その痛々しいほどのリアルな描写に、息がつまりそうになりながらも、ストレス社会で生きている自分の姿と苦しんでるリナちゃんの姿が重なり、一気に映画の世界に引き込まれる。
徹夜明け、満身創痍の状態で職場からやっとこさ帰宅。やっと身も心も休まるのね、本当にお疲れさま!リナちゃん♪と思いきや、家にいるお父さんからは労いの言葉一つ無く、心ない言葉を浴びせられてしまう。
そんな心身共に極限状態の中、遂に退職を決意したリナちゃん。そんな状態でフラフラと街中を歩いてると、ビラを一枚受け取る。ビラの内容は「就職応援フェア」。
流れに身を任せ就職応援フェアイベントに参加してしまうリナちゃん。フェアのセミナー会場にて、講師をしていたカリスマセラピスト(藤原紀香)と出会い、疲弊したリナちゃんが身をもって癒される体験をした事により、感銘を受けセラピストになりたいと思い立つ。
ここからは冒頭の地獄の様な展開とは一転し、リナちゃんがセラピストとして成長していく様子を見守り応援するモードに。美しい自然の中でのシーンもありとても癒される♪
職場の人間やお客さんなど、周囲の人達との向き合い方、付き合い方を試行錯誤しながら行動し、挫折を乗り越え自立した大人へと徐々に成長してゆくリナちゃん。
中盤からはこれと言って大きな展開もなく、リナちゃんの活躍と成長をゆるやかに、まったりと見守るような展開が続くので、見てて母親のような気持ちになれます。まさに癒し映画。
クライマックス〜ラストの展開は賛否両論ありそうですが、自分的には可愛いリナちゃんの色んな面が見れたので満足。
最後に、コロナの大変な時期、且つ限られた条件の下でこのような素敵な映画を作ってくださり、我々の元に届けてくれた製作陣に感謝と敬意を表したいと思います。
最後まで読んでくれたあなたはさては時間がありますね?是非映画を観にいきましょう。そしてレビューを書きましょう。
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