スーパーティーチャー 熱血格闘のレビュー・感想・評価
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最初は仲悪→生徒の心もガッチリキャッチドニー!同僚の女子先生に好き...
最初は仲悪→生徒の心もガッチリキャッチドニー!同僚の女子先生に好きになられちゃうドニー!巨悪に立ち向かうドニー!この映画ならこの要素が見たいよね!がてんこ盛りのサービス満点ムービー
何も考えなくていい
細かいことは考えず、ただただドニーイェン先生に血沸き肉踊らされてしまっていい。
バリエーション多彩なアクションはもちろんのこと、人間ドラマとしても破綻してなくて後味も悪くなかった。ものすごく重厚なものが好きな人にとってはご都合主義感はあるかもしれないけれど、じゃあそういうのばっかり見たらいい。
イメージビデオかっていうくらいに完全無欠、十全十尾、完璧無比なドニーイェンなのだけど、周りのキャラクターもとても魅力的。ユーカンさんは言わずもがなですが、生徒チームも皆本当に良い子そうと思えるくらい表現豊か。(ドニーイェン先生の途中の自分探しの旅のシーンはカッコ良すぎて笑い死ぬかと思った。)
今、目を逸らしちゃいけない現実の問題が多すぎるから、これくらい痛快なドラマが救いです。
香港・学園・ドニー イェン、これぞ駄作の三暗刻
ドニー・イェンが熱血教師として大活躍する、するという前触れの本作。
香港、学園もの、ドニー・イェンときて、公道ゴーカートやマフィアとの格闘という好スパイスがくれば配牌時点で三暗刻確定の楽勝勝負と見て、我々駄作ハンターは新宿の夜に繰り出したのであった。
内容自体は期待通りツッコミ所が満載。
香港の摩天楼は何度も映るのに3階以上で戦わないんかい!
元米兵設定全くいらんやないかい!
そもそもゲーム以下のCGやないか!
アクションの山場を中盤に持ってくるな!
自分探しの旅、全部中国内で完結してるやないか!
最後のナイフ、小さすぎや!
みんなハッピーエンドの中で自殺未遂の君だけ、プラスじゃなくて元に戻っただけやないか!
あんだけ学校の顔感まで出したのに新学年になったらまた1からってみんな忘れたのか!
とまあツッコミ処は多々あるものの、インパクトのあるシーンに欠けたのは残念。まともに作ろうとしたものの実力不足、いや中途半端に実力があった為に、駄作としては落第点であった。。
【”知識は力” 君なら出来る、という信念を持つ熱くて強-い教師が落ちこぼれ生徒達に未来を拓く夢を持たせる物語。沁みます。】
アメリカから帰国したチャン先生(ドニー・イェン)が赴任したのは、学力、校内風紀ともに問題のある高校。
彼が担任を受け持つクラスはその中でも、最低レベルの生徒達が集っている・・。
ここからのチャン先生の八面六臂の活躍が凄くて、爽快である。
まず、一人一人の生徒の生活環境を調べ、必要な時には予告なしの家庭訪問を速攻で実施。
■家庭訪問された生徒は
1.両親がおらず、年老いた祖母との二人暮し・・で、ちょっと未来を悲観している男子。
2.父親の思想が”男尊女卑”に傾いており、本当はF1ドライバーになりたいのに、夢を果たせそうもないと思っている女子。
3.父親が母が別の男に走った事がきっかけで、酒におぼれてしまっている双子の兄弟。
4.有色人種であるがゆえに、生粋の香港人なのに偏見を持たれることが多い音楽好きの男子。
チャン先生、フットワークが実に軽い。
そして、一つ一つ、生徒の立場に立って問題を解決していく・・。(ちょっと、解決スピードが速すぎる感はあるが・・)
地上げ屋の使い走りになっていた両親のいない生徒を助けるために、格闘家集団と戦うシーンは、”谷垣健治”仕込みのドニー・イェンのアクションが冴え渡る。
そう、チャン先生はある事情で、米国の軍隊下の高校に転入していたのだ。
チャン先生の活動を妨害する地上げ屋との過去の関係が明らかになる場面など、ストーリー展開も一捻りあり、少し涙しながらも最後は爽やかな気分で映画館を後に出来た作品。
<チャン先生は冒頭で”知識は力”と生徒たちに言うが、あと一つ付け加えたい。”様々な過酷な経験も人生を切り拓く力”であると。>
■”DSE”という単語が劇中、頻繁に出て来る。推測は出来たが一応調べたら、”香港中学文憑”というもので、香港の公開学力試験 という意味であった。
勉強になったよ、チャン先生!
途中で印象が変わる
ドニー・イェンが問題学級の担任として赴任すんのね。無理あるんだよ。歳もいきすぎだし。
全く授業を聞かない生徒に対して、タバコを使ってうまいこと興味ひいたりして、俄然生徒がやる気になんの。
そんなことあり得ないよね。そんな簡単に生徒やる気出さない。
そして、問題のある生徒には、個別指導をしていって、これがことごとく当たり「先生すごい!」ってなってくの。そんなうまくいかないよ。
「《金八先生》だって、こんな御都合主義的展開ないぞ。学園物勉強した方が」と思って観てたんだけど、後半に入ると話が大きくなってくんのね。
みんな頑張ってるのに頑張れないADHDでどうしても勉強ができない生徒の話とか、悪の道に入った生徒を救うために格闘チャンピオンとドニー・イェン闘ったりとか、地上げのために悪い子としてるヤクザとの因縁とか。
生徒は勉強を頑張るんだけど、その辺は闘いの手段なのね。「良い人生を手に入れるためには、闘うしかない。その手段が知識を得ることだ」って感じなの。教育を信じてるんだよね。そこが良かった。
はじめの生徒をやる気にさせるところは小さな話で、そこはベタでもってくんだけど、後半のテーマが出てくるところでは意表も付きながらの大きな展開で、最後は良い話だと唸ったよ。
このスピーディさがたまらない!
問題のある学校。そこを舞台にした物語。ドニー・チェン演じるチャン・ハップ先生が問題を解決する。赴任初日、生徒はハップ先生が教室に来ているのに完全無視。”good morning”と先生から挨拶しているのに鍋でラーメンなんかを作っている。なんだ~ッと思っているとハップ先生流の解決方法で、次の言葉が”welcome to my class”と少々手荒い歓迎を受けることとなる。教室でラーメン。どこでも同じことをするもんですね。
この映画に登場する舞台は”secondary school”。中学のはずがどう見ても高校生。ま~ッよくあることで、ここは、御愛嬌。アジア系の映画では、必ずといっていいほど喫煙の問題が取り上げられるが、この映画でも問題視されているが、ドニー・チャンですので、それなりの解決方法を生徒たちに突きつける。そんなことは言っても、個々の生徒さん、皆さん、服装の乱れはないし、男の子の髪のスタイルなんてヒチサンだし、女子生徒は茶髪でもなく、ピアスなんて誰もつけていなし、ここの学校問題だらけのはずでは? 生徒を見ているとそうでもない。生徒というよりも親の影響が子供に影を落とすパターンとなっている。つまり、手っ取り早く、この問題を解決すれば、万事がOKとなる単純と思われていたが、ドニー・チェンが出演しているので、アクション・シーンがなければならない。今作は、Hong Kong Stuntman Associationに所属する唯一の日本人・谷垣健治がアクション指導をしている。この映画の見どころの地元のボクシングジムのボスが、ハップ先生の生徒の1人を監禁しているところに救出するためボクシングジムに乗り込み、そこで繰り広げられる激しいロッカールームでの格闘は、ローカーを巧みに使い、巨漢キックボクサーと迫力あるアクションとなっている。とにもかくにも、ジムにある物なんでもかんでも格闘の道具として使っているので、派手さが倍増しています。
この格闘の一件以来、クラスの生徒は、右へならえのごとく、皆さん、品行方正な生徒さんになってしまうのは、少し違和感のあるもののような...? そんなことは置いておいて。
ラストに見せるアクションはジムの時とは異なり、ラスボスとの一騎打ちの格闘シーンは、接写撮影を多用し、狭い教室の中での机や椅子をバラバラになってまでもアクションに取り入れ、迫力以上の何かを見せている。それが完成された場面となっているので、ドニー・チェンのファンの方なら必見といえるものとなっている。動きの激しい接近戦の撮影、ただただ見ているしかなく、言葉に出ない。
ハップ先生は、ラスボスとの因縁を解決し、その後、生徒たちのほうは、一筋の希望の未来の道が開けていく。そして、ハップ先生は、鷲がどこかへ飛び立つように去っていきます。
全編、音楽もさることながら、シナリオ自体のテンポが何かの韻を踏んでいるように、サクサク進んでいきます。爽やかさの塊のような映画であることが言えました。
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