「途中で印象が変わる」スーパーティーチャー 熱血格闘 Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
途中で印象が変わる
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ドニー・イェンが問題学級の担任として赴任すんのね。無理あるんだよ。歳もいきすぎだし。
全く授業を聞かない生徒に対して、タバコを使ってうまいこと興味ひいたりして、俄然生徒がやる気になんの。
そんなことあり得ないよね。そんな簡単に生徒やる気出さない。
そして、問題のある生徒には、個別指導をしていって、これがことごとく当たり「先生すごい!」ってなってくの。そんなうまくいかないよ。
「《金八先生》だって、こんな御都合主義的展開ないぞ。学園物勉強した方が」と思って観てたんだけど、後半に入ると話が大きくなってくんのね。
みんな頑張ってるのに頑張れないADHDでどうしても勉強ができない生徒の話とか、悪の道に入った生徒を救うために格闘チャンピオンとドニー・イェン闘ったりとか、地上げのために悪い子としてるヤクザとの因縁とか。
生徒は勉強を頑張るんだけど、その辺は闘いの手段なのね。「良い人生を手に入れるためには、闘うしかない。その手段が知識を得ることだ」って感じなの。教育を信じてるんだよね。そこが良かった。
はじめの生徒をやる気にさせるところは小さな話で、そこはベタでもってくんだけど、後半のテーマが出てくるところでは意表も付きながらの大きな展開で、最後は良い話だと唸ったよ。
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