「何をもって豊かなのかという指標を考えるきっかけに。」1日1ドルで生活 キッスィさんの映画レビュー(感想・評価)
何をもって豊かなのかという指標を考えるきっかけに。
典型的なアメリカ人の若者がグアテマラの田舎で1日1ドルの生活を体験するというドキュメンタリー。
貧しいということは衣食住のすべて、病気になった時の薬など、どの分野においても諦めざるを得ない状況である。
その中で、日雇いやわずかな収入でその日を何とか生きていることをそこに行って生活をすることによって何か大切なのか、生きることはお金がどれだけ必要なのかを知らせてくれる。
お金がないからといって、心まで貧しいわけではない。
そこで家族が笑顔を絶やさず、明るく生きている姿も目の当たりにする。
都会で何不自由なく生活しているのが豊かなのか。物質的にそろっていれば幸せなのか。
それを教えてくれるような作品である。
TVのドキュメンタリーのようなテイストではあるが、そこが問題ではなく、こんな生活をしている人たちがいるということ、それを支えることが自分たちにもできるのでは、というヒントをもらえるという点ではすごく大切なことである。
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