レイダース 欧州攻略のレビュー・感想・評価
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面食らうハイテンポ活劇
香港映画だから格闘戦はお手の物だし、イタリアが舞台だから本家マフィアとの熾烈な銃撃戦、ど派手なカーチェイスなど見どころ満載のアクション映画。
悪党の稼いだ金をハッキング、貧しい人々にばら撒くという義賊の天才ハッカー、マーキュリーが発明したテロリスト監視追跡プログラム、通称、神の手を巡り、マーキュリーの子供たちや仲間が搾取したCIAに一泡吹かす大騒動。
はじまりからドタバタの連続、短いカットバックなど見づらいアクション繋ぎ、何が何やら面食らうハイテンポに閉口したが、観終わってみればこれも計算ずくだったようです。最後にとんだ種明かしがあるので観てのお楽しみということでどうでしょう。
自分が悲しくなる映画。
脈絡のないシナリオ。展開が早いのになぜか、映画の進み具合が遅く感じ、いつまでたっても終わらない映画。そう、この映画の主演を演じたトニー・レオンがかつて出演した映画の監督をしていたジョン・ウーも同じ様な映画作りをしている。つまり、内容がペラペラの部分を補うかのように、火薬を使ったいかにも’大がかりですよ’と言いたげな、過剰な演出。香港人は、もちろんのこと韓国人や、日本人を出演させるときには、香港映画特有の吹き替えを21世紀になっても使い、口と顔の雰囲気の違いには、お構いなく、しかも、大げさな銃撃戦の割には、室内で使用される自動小銃からは、空の薬きょうすら飛び出さない細かな演出を無視をしている。ただこの映画で救いなのは、何を食べているか知れないが、ティファニー・タンさんがアップになっても、ひるまないほど顔に一点のシミやホクロ、ましてシワなんてものは微塵にも存在しない絹よりも白いその素肌に、どこのお医者さんに通っているのか聞きたくなりそうになる。ある意味、言い方は悪くて失礼しますが、”お化け”です。すみませんでした。謝るぐらいなら、書くなってか?
同じ時期に制作されたダコダ・ファニング主演の「500ページの夢の束」とよく似た設定も出てくるが、他の人は、「スター・トレック」と称する人もいる。
香港で発行されている日刊英字新聞のSouth China Morning Postの記者がこんなことを述べている。「” レイダース 欧州攻略”は...現実から意図的に切り離されていることがあるため、以前の映画に慣れていない視聴者は、コミック本の翻案であると容易に疑うかもしれません。」その前に、前作になるフランチャイズ映画2本は、見ていないのでこの人のいう事は、どうのこうのとは言えません?
ジョン・ウー監督好きな方には受け入れられるかもしれません。ただしエンジェル・ウーのオマケは映画については来ませんので、悪しからず。嫌味でした。謝るぐらいなら、書くなってか?
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