劇場公開日 2019年12月13日

2人のローマ教皇のレビュー・感想・評価

全47件中、1~20件目を表示

4.0ローマ教皇たちの秘密が今明らかに。

2019年12月25日
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様々なスキャンダルを抱えるカトリック教会の運営に限界を感じた現ローマ教皇が、革新派の枢機卿をわざわざバチカンに呼び寄せて、徹底的に腹を割って話し合う。この実際にあったエピソードを、実物の1/3大のシスティナ礼拝堂をチネチッタに建造する等、舞台の精密な再構築を用いて観客に知らしめていく。背景のリアリズムが、ドイツ人独特の無骨さで教皇を演じるアンソニー・ホプキンスと、方や、やがて、南米初のローマ教皇となるホルヘ・マリオ・ベルゴリオを、巧みなスペイン語とスペイン語訛りの英語と、実物そっくりの外見と(今年来日したので分かりやすい)、まろやかな人物の造形によって具現化するジョナサン・プライスによって、さらにリアリティを増していく。やがて浮かび上がるのは、教皇となる人間にも深い悩みと矛盾を抱え、孤独に苛まれることもあるという、とても普遍的な現実。人は何と愛おしい生き物か!?そんな後味が残る実録ヒューマンドラマだ。

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清藤秀人

4.5神々しい

2023年3月30日
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一言「勉強になるわあ」。

ローマ教皇の選出選挙(コンクラーベ)や、生前退位はないとか。
「ローマ教皇の裏側見せます」的内容が、興味深い。

まずは左のアンソニー・ホプキンスが。
もうローマ教皇にしか見えない、憑依ぶり。さすがですねえ。
左のジョナサン・プライス(今作でオスカー主演男優賞・ノミネート)は庶民的だし。
手に届くはずもない存在の2人に、息吹が含まれてたなあ。

教皇になる前の、2人の生き様。
ドイツ出身と、アルゼンチン出身。保守派と改革派。
歴史的背景も含めて対照的なのに、通じ合う物がある。
その交わり方も温かい。

宗教的要素もあるけど、全然大丈夫。むしろ身近に感じられる1作。

⭐️今日のマーカーワード⭐️
「この世に偶然はない。全ては神の手の中」

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ゆき@おうちの中の人

3.0血の流れないタイマン

2023年3月1日
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カトリック教会のことなどダビンチコードで得た知識
くらいしか知らなかったけど、
ローマ教皇って自分を律してお堅い人かと思ってたけど
とても人間臭く描かれてて、
全く相容れない2人が、口論と言うタイマンの後に
親友になると言う構図はまるで
不良漫画だなと思いました。

アンソニーホプキンスもジョナサンプライスも
とにかく可愛らしい。

エンドロールのサッカー観戦なんて、
はしゃぐ2人をいつまでも観たいくらい。

ドイツ人とアルゼンチン人と言う2人から始まって
素晴らしい着地点だったと思う。

ベネディクト16世が全く考えの違うベルゴリオを
バチカンに呼び寄せた事、これが全てだと思う。

人はいつでも変われる。
妥協ではなく変われるんだ。と言う素敵なメッセージも
受け取りました。

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奥嶋ひろまさ

5.0言いにくいことはラテン語で

2022年7月19日
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笑える

悲しい

幸せ

会話劇でドキュメンタリーでアクチュアルな話で老いの話で、そして世界を守りつつ変えていこうとする。それは教皇にも私たちにも通じる話で笑いながらも深く考えさせられた。

初めはホプキンズがフランチェスコ役かと思っていたので新鮮な驚きだった。結局はとてもいいキャスティングだった。フランチェスコもラッツィンガーも過去、胸が痛む、別の言い方をすれば世間や母国から批判されることがあった。個人的にもラッツィンガーが教皇になったのには自分は批判的だったけれど、二人が真摯に語り合う場面で心動かされた。コンクラーヴェで世界中から司教が集まる場面はどんな映画でも楽しい。それぞれに故郷があり母語があり大好きなお料理があり個性がある。

タンゴとサッカーとジョークが好きなアルゼンチン。ジョークが苦手でクラシック音楽好きで自分の心に誠実であることを大事にしてKnoedelが好きなドイツ(バイエルン)。例外が多すぎるから英語は疲れる言語。

強大な力を持つキリスト教には思うことがあるけれどこの映画を見て良かった。そして今のパパ、フランチェスコがなぜ愛されるのか少しだけでもわかって嬉しかった。

映像が美しかった。音楽では「ベラ・チャオ」が流れたのはドキッとしながらも嬉しかった。そして冒頭と最後のランペルドゥーサへのフライト予約には笑えた。どこへでも身軽に移動して皆と一緒に食事して語り合うフランチェスコには親近感を覚える。この世に変わらないものはない。神も動く。いい言葉がたくさんの映画!アンソニー・ホプキンスがますます好きになりました。

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talisman

4.0おじいちゃん版グリーンブック

2022年1月30日
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笑える

ベンチャー企業の社長のイチモツ・ポプランがある日猛スピードで空を舞い逃走。ポプランを取り戻すための道中、過去の自分と向き合っていく話。

まず、こういう題材でありながらも男子校ノリの下ネタに走ることがないのがとても良い。下品そうに思えて意外とスマートなコメディだったなと思う。

そして、ポプランは男性性の最たる象徴だと思うので、それを剥ぎ取られ、もう一度男らしさを取り戻すとき主人公は完全にただの少年になっていたのが面白かった。

剥ぎ取られるのはポプランだけじゃなく、ポプラン探しの道中、殴られ、かつて捨てたはずの女性に捨てられ、顔にアレがかかりもするし、ポプランを口に含んでしまったり、精神的にも"男"を剥ぎ取られていく。そして残ったのは純粋に漫画と虫取りが大好きだった少年。

仕事相手の漫画を1巻も読めない男は、元々オールジャンルの漫画を楽しむ漫画オタク坊やだった。この少年の純粋さってこの映画の笑わせ方に似てる。男臭いゲスな下ネタじゃなく、単純にポプランが逃げて暴れたら面白い。それでいいのよ。

最後に、ポプランを元に戻すのも、自分の穴にはめ込むというまた"男"を剥ぎ取る行為(男性にとって屈辱的な行為)だけど、その行為によって男性性を取り戻すのが上手い。

今回のレビューすごい丁寧な言葉で下ネタ書いてるだけな気がしてきた〜(笑)

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せつこん

4.0信じるものは一つでも歩む道は異なる

2021年10月18日
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598年ぶりに存命のまま辞任した超保守派の教皇と改革派の現教皇の大人のお話。

保守派と改革派どちらも求めるものは同じ祈りと導き、感謝と平和。

宗教が嫌いな人や矛盾を受け入れる力がない時は観ないほうがいいかもね

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大粒 まろん

4.0コンクラーベ

2021年6月10日
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2021年6月9日
映画 #2人のローマ教皇 (2019年)鑑賞

実話を元にした新旧ローマ教皇の交代を巡る会話劇。ローマ教皇になるのも権力闘争!
カトリックの信者数を字幕では13億人と書いてあるのに、吹き替えでは1300万人と言っていた。誰も気づかなかったのかな?
まあ、#ジョナサン・プライス がよかった

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とし

4.0レビュー

2021年2月3日
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固く退屈になりそうな印象でしたが、軽い気持ちで観てみて大正解🦊✨
保守的な教皇と改革派な枢機卿が、対話を重ねながら葛藤と向き合う話ではありますが、大御所の演技により、すごく観やすい👍笑
ネトフリに加入していて、未見な方には是非オススメです🌞

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みそしる

4.0さりげないVFX

2020年7月11日
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キリスト教徒のすくない日本では法王にたいして、えらい人という以上の主体的な感想はない──と思う。ましてスポットライトを見ていれば聖職にいい印象を持っていない。わたしもそれである。
ぜんぜん知らない世界ではある。ぜんぜん知らない世界なのに、聖職者による性的虐待は、むしょうに腹の立つことだ。それは、おもてむきでは説教をたれる人が、抵抗のできない子供の性をもてあそぶことの卑劣さを思うからだろう。
聖職者と信者とその子供は、泣き寝入りや箝口に至りやすい位相構造を持っている。そもそもキリスト教が歴史からして死屍累々の宗教なのもあって、あくまで雑感ながら、いい印象はない。

これは学校と教師に対する庶民感情にも似ている。
わたしはかつてよく殴られたので教師にいい印象はなかった。ただ年を食って、同級や知友として教師を持ってみると、ほんとに彼らは苦労されている。まともな教師と話すほどに、世間の論調がうそのようだ。とうぜん今となっては、教師を教師だというだけで貶す気にはなれない。

すなわち世論によって、あるいは一部の不埒によって、もっとも迷惑を被ってしまうのは、まじめな聖職者たちだろう。もし聖職者を知っていたら、かれらの苦労を共有できると思う。
ただこれは非キリスト教の雑駁な感慨であって、信者やヨーロッパ諸国人の感じ方とは異なるであろうし、もとよりぜんぜん知らない世界ではある。

この映画の敷居が高いのは、非キリスト教であることに加えて、法王とはいえ、ひとかわ剥けばご老人の話だからでもある。よくこれを配信したなと思う。
Netflixに関する余談ながら、──わたしが設定をよく解ってないからかもしれないが──、おすすめでも新着でもない奥深くに、とんでもない良作が隠れている。これもそんな映画だった。

とはいえわたしとて見たのはふたりの法王がレクター博士とサムラウリーだったからだ。とりわけジョナサンプライスはわたしにとって未来世紀ブラジルの人で35年経てもまだそれが抜けない。

役者に演じさせているにもかかわらず、映画はドキュメンタリーの構造をしている。人物の撮り方も、エイジングを施した挿入シーンも、感情/感傷を出さない演技も、滞りなく見られるが、裏に相当な特殊技術を感じた。巷間の人々も、バチカン広場を埋め尽くす観衆も、完全にシームレスに映画と融合している。
懺悔として教区内の性的虐待を看過したという件があった。そこで倫理的に解釈が別れるかもしれないが、映画はすごく良かった。

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津次郎

3.0どの世界にもある正反対の2人だが流石は司祭。

2020年6月3日
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苦手なタイプの作品で途中でしんどくなるのを覚悟して観たが最後まで苦なく観れた。
日本人としては馴染みの薄い世界だが逆に興味深かったし、何よりも2人の教皇が良かった。
頑固な保守派のホプキンスと改革派でジョークとサッカー好きのジョナサン・プライス…。
2人だから成り立つ作品だ。
使ってる音楽もセンス良かったし、何よりも最後の終わり型が秀逸だった。

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トラ吉

4.0面白かった!

2020年5月29日
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「テリーギリアムのドンキホーテ」のキホーテ役の俳優さんがフランシス教皇役!

さて。
謙虚で質素で親しみやすく、サッカーとジョークが好き。ダンスも踊る。
弱い立場、貧しい人たちに寄り添いながら、考えを実行する行動力と、大きな組織に対しても臆せずNOと言える人物。今までのやり方にただ従うのではなく、その体制を切り崩し、階級制度を変えようとしている。

「祈り」とは、悩みや心配ごと、喜び、悲しみをそのまま神に伝えることだ。
願わくば、涙を流すなら悲しい涙より嬉し涙がいい。
傷付いた者がこれ以上傷付かないように。傷はシミではない。癒されるべきだ。

自らの良心の声に耳を傾け、決して裏切らない姿は、カトリックという宗教を超えて人々の胸を熱くさせる。だからこそフランシス教皇は稀代のロックスターと呼ばれるのだろう。

ベネディクト16世は、自分は神学理論家にすぎず、今日のキリスト教徒の現実の生活をほとんど理解していなかったと言う。彼とフランシス教皇との間に「内なるつながり」があることが、とても嬉しかった。
アンソニーホプキンスだからこそベネディクト16世の人間臭さもまた魅力的だった。

手ぶれ風のカメラで臨場感を煽らず、固定カメラで二人の演技を観たかった気もする。

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Raspberry

4.0保守と革新の対立と友情

2020年5月4日
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サン・ピエトロで撮影するなど、かなり贅沢でNetflixがここまでの作品が作れるようになったと感じさせられる作品。途中までは完全にベネディクトの保守的で排他的な側面を多く見せ、誰からも好かれるベルゴリオ(現在のフランシスコ)の建設的な立場に誰もが共感し、もどかしさ、悔しさを感じたのではないだろうか。一方最後には2人の友情に繋がるハッピーエンドになるのだが、あまりにもベネディクトが可哀想で絶対的な悪としては見れなくなった。時代の変化についていけなくて、もがき苦しんでいただけ。もしかしたら、共感すべきはこちらだったかもしれない。
日本人としては宗教はかけ離れたものに感じるが、教皇であっても感じている問題は近く、2人の関係性にも同じような境遇に出会したことがある。かなり宗教が身近になった瞬間だった。
カトリックとしては最高のPVじゃないだろうか。

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sdfghjkl

4.0キリスト教とサッカーの話

2020年5月4日
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ローマ教皇の話で信仰のない自分にも充分楽しめるモノだった。熟練の俳優陣やロケーション、そして音楽に至ってはJAZZからビートルズまで。まさか、この映画にして、あの曲が流れるとは思わなくてニヤリとさせられた。
ジョナサン・プライスとアンソニー・ホプキンス、二人とも今更ながら凄い俳優さんだわ。これだけの演技をしてもこの年のアカデミー賞はホアキンとプラピが受賞かぁ…豊作の年だったのかね。

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Iwarenkon

5.0【”思想信条の違い”を、相手を思い、敬い、そして赦す事で乗り越えていく崇高さを描き出した作品。永く記憶に残るだろう作品でもある。】

2020年5月2日
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知的

幸せ

 ー今作品が素晴らしいのは、ローマ教皇を聖人ではなく、世俗の垢を拭いきれない一人の悩める人間として描いているところである。-

 冒頭、2005年のコンクラーベの場面から物語は始まる。

 ここでは、3回目の投票で教皇(ベネディクト16世)に選出された(白い煙・・)、ラッツィンガー枢機卿(アンソニー・ホプキンス:保守派:ドイツ)を始め、ベルゴリオ枢機卿(ジョナサン・プライス:改革派:アルゼンチン)らが、同じカトリック教徒ではあるが、思想信条が違う事がさり気無く描かれる。

 そして時は過ぎ、ベネディクト16世に”ある事”が起きる一方、ベルゴリオ枢機卿は辞職を申し出るが、逆にベネディクト16世からバチカンへ来るように連絡を受ける。
―この、タイムラグの妙味が後半明かされる。-

ーベネディクト16世(以下、教皇)とベルゴリオ枢機卿の教皇の別荘での二人きりの会話ー

 ベルゴリオ枢機卿の若き日の自らの告解のシーン。”神は全てお見通しだ・・”そして、教皇がピアノでスナメリの曲を弾くシーンで若き日の恋を思い出す・・。
 ”イエズス会ジョーク” 祈りながら喫煙するのは許されないが、喫煙しながら祈るのは許される・・など、楽し気な会話も交わされる。
(■この部分、あるレビューの方からの鋭い指摘で修正しました・・、すいません・・。)
 そして、教皇の口から出た言葉。”いつも独り・・”

 ”ある出来事”のため、急遽バチカンへ戻る二人。

 そして、”私を戒めて欲しい”と潔く身を引こうとする教皇。教皇は終身制だと言って引き留めるベルゴリオに”君なら教会を改革できる”と言う教皇。
 ベルゴリオは苦々しい、過去のアルゼンチン軍事独裁体制時に自らが取った行動を告解するが、教皇はベルゴリオの頭に手を乗せ、“赦し”を与える。

 ーベルゴリオの1983年軍事政権崩壊時の失権から1998年、彼が多くの民衆に法話を聴かせるシーンが描かれる・・。彼が時間をかけ、罪を償ってきた事が分かる。ー
 そして、逆に教皇が”ある出来事”を宮殿の”涙の間”でベルゴリオに告解する。ベルゴリオは、驚き、叱責するが、矢張り教皇を“赦す”。

 -街中のピザを二人で並んで食べるシーンが良い。それまで、食事は独りだった教皇がピザにかぶりついている・・。ー

 そして、二人でゆっくりとお互いの手を肩と腰に回し、ステップを踏んだ後(ベルゴリオは恥ずかしそう・・)別れる。

 2013年、教皇が大広間で重々しく何か喋っている姿がベルゴリオの部屋のTVに映し出される。
 愉しそうにベルゴリオは言う。”教皇は言いにくい事はラテン語で言うんだ・・”

ーもはや、二人は思想信条を乗越え、お互いの立場、考えが分かる友人であることが良く分かる。-

 そして、ベルゴリオはコンクラーベで新たな教皇になる。彼が教皇になった際、慣例の服装をやんわりと断り、民衆の前で”最初に”言った言葉。
 ”我が名誉教皇、ベネディクト16世に祈りを”

 2014年、ワールドカップ決勝(ドイツVSアルゼンチン)を二人で並んでピザを食べながら、TVで一喜一憂しながら観戦するシーンも良い。
 (絶妙に上手い、脚本だなあ・・。)

<清廉だが、人間味溢れる二人の教皇が交わす言葉の数々が心に沁み渡る。生きる上での”金言”満載の映画である。>

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NOBU

3.5男同士の友情物語

2020年4月23日
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笑える

難しい

幸せ

宗教的なこと言われてもわからないからなあーなんて心配は全く不要。
これはカトリックのトップという特別な地位にいる男の、人間ドラマ。
同じカトリックの人間でありながら、ほぼ真っ向から対立する価値観。
正直に率直にぶつかり合い、解り合い、最後には一緒にワールドカップを観戦!w
ものすごいポジションにいるような教皇も、ふつうの人間なんだと知り、なんだか気持ちの良い一作。
教皇が選ばれる過程もなかなか興味深い。
教皇2人もいい演技してます。

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chibirock

5.0いい映画だった〜

2020年3月22日
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観終わった直後の感想。
教皇様の背景にあるものを織り交ぜながらくすっとした笑いもあり、温かくなる二人の交流もあり、とても感動した。益々現教皇様のファンになるとともに前教皇様の見方が変わった。途中、自然と涙が溢れてきたところがいくつか…本当にいい映画だった。

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okuy

4.0違うふたりが出会う。だからこその恩寵。

2020年3月8日
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キリストだったり仏陀だったり、信じる対象は異なっても、宗教は生きづらさを少しでも助けたり支えたりしてくれる、人類に平等なものだと思います。

でも、全ての組織にいえるのかもしれないけれど、大勢の人が集まってくると、必ずパワーバランスや考え・感性の違い、そしてそれが軋轢や争い、闇も生みます。正しく堅牢にしようとすると、堅い殻の中で、何か空気が澱み、おかしな感じになっていく。
昔も今も、体制へ意見し風穴を開けようとすることは、キケンを孕みます。特に、自分が勝つことにこだわる人が上に立つと、違う意見は潰され、排除され、存在ごと消される。いつしか組織は、上に気に入られるかどうかが評価基準となり、不祥事が起きても蓋がされ、シモジモの声は置き去りにされていく。
意見する方も、諦め、離れることで生き延びようとする。

異なる意見=風を入れると体制が揺らぐかもしれない。きっと上に行くほど、不安は告解出来なくなる。本音での対話を避け、不信が生まれる。
「不信」は、感染するのが怖いですね。そして、人を信じられないのはやっぱり、気の毒だ。見過ごせない。教皇はいつも食事を、1人で、とっているのです。相当これは不信病、重症です。愛を説くのがキリスト教、そのトップがそういう事態になっている。
不信、それに対する予防や治療の術はあるのか。
教皇が云います。「神の声が、最近は聴こえなくなってしまった。」トップの、きっとはじめて吐く弱音。多分、神の声を聴くくらいの真剣さで、人の声を聴かないといけない。でもそれにはまず、本音を吐き出さないと。吐き出して、初めて人の声が入る余地ができるのでしょう。そしてそれは、教皇だけでなく、私たちも同じ。吐き出して、且つ、聴けたら。
私も努力してはいるけれど、もちろん、必ずしも、話せばわかりあえるわけではない。そんな簡単じゃないことも、生きていけばわかってくる。新たに教皇になる方も、辛い過去がある。人間らしく人生を楽しみたいだけなのにね、本当に。新教皇、応援してます。

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xmasrose3105

2.0教皇だって人間だもの

2020年2月22日
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辞めたい。辞めないでほしい。

タイトル通り、2人のローマ「教皇」の対話を中心としたヒューマンドラマ。実話を元にした作品であり、彼等は実在、というかご存命だし、教皇今もやってるし。日本にもいらっしゃいましたね。
カトリックの信者減、幼児虐待、移民問題等等、社会情勢もかなり入っており、メッセージ性も強め。

ただ、2人の人間としての悩み・理解がメインなので、硬派過ぎない仕上がりです。踊ったりはしゃいだり、コミカルな部分も多いし。なぜ彼等がお互いを理解するに至ったのか、ふに落ちないところは多かったですが…
壁画の意味や2人の立場(世界的な影響も絶大なはず)など、宗教的知識があればより楽しめたのだろうな…

良作、ホッコリする良い話ではあるものの、キリスト教に特に思い入れがない(知識も乏しい)私にとっては、それ止まりの作品でした。

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awahira