エクストリーム・ジョブのレビュー・感想・評価
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#01 韓国事情がわかってると2倍楽しめる
全体的には前振りの唐揚げ屋の部分が長いけど、韓国通には色んな場面で単純に笑える
個人的には犯人が村バス(東京ではコミュニティバス)にぶつかって逮捕される場面は笑いが止まらなかった。
なんでこんなふざけた映画が日本公開されたか不思議。
とりあえず私的韓国映像不買(観)運動は止めた。
度を越した痛快さに思わず泣けてしまう奇想天外な韓流刑事アクションコメディ
白昼に堂々と決行した売人逮捕を盛大に失敗したコ班長率いる麻薬捜査班の5人。別の班で功績を挙げた後輩が華々しく昇進したのを内心苦々しく思っていたコ班長は麻薬密売組織の大物が出所、犯罪組織のアジトで不審な動きがあるという情報を入手、アジトの真正面にあるフライドチキン屋に陣取って張込みを続けるがなかなか尻尾がつかめない。そんな折廃業するとこぼした店の主人から店を買い取って5人で切り盛りする家族経営のチキン屋の新規開業を偽装するが、実家が焼肉屋を営んでいるマ刑事が揚げたチキンがまさかの大ヒット。日本から観光客まで来る人気店になってしまい張込み捜査がどんどん疎かになって・・・からのポリスアクションコメディ。
まさかのコケコッコー!から始まる冒頭はユッルユルのコメディ調ですがそこに本気の街頭カースタントをブチ込むのはやはり韓流。その後ドタバタコメディにホンワカしたホームドラマと切れ味鋭い凄惨なアクションを散りばめながら進行。それだけでも十分に楽しいコメディとして成立していますが、後半ゴロンと作品トーンが変わりクライマックスに向けて物語が疾走する中で、実は吐き捨てるようにバラ撒かれていた伏線を一気に回収するハイテンションな展開が実に痛快。清々し過ぎて鼻の奥がスーッとして泣けてしまう、そんな作品です。
脚本がとにかく巧妙だし、様々なキャラを全部立てる緩急自在の演出とそれに応える俳優陣の演技力もスゴイ。2時間の尺にダレ場一切なし、どこにも死角がないとにかく完璧な娯楽作品。韓流なのでガンアクションはほとんどなく、とにかくナイフか角材かバットか鉄拳、そしてメチャメチャ痛そうな平手ビンタ。韓流なので女性たちによる格闘もバカみたいに痛々しくて美しい。また劇伴がバラエティに富んでるところも特筆すべき点。これは大音量で聴かないと魅力半減するかも。絶妙にズラしたと思しき選曲がオフビートな作風と絶妙にシンクロしていて、きっちりアクセントになっています。
これをスクリーンで観ないなんてもったいないお化けが出ると思いますが、火曜夜のレイトショーとはいえ、観客も5人と寂しい限りでした。ホントにもったいないです。
笑って笑って笑いまくった
意外とダラダラした展開
去年みた韓国映画に素晴らしいものが多くて期待高すぎたのかもしれないが…。
個々のギャグは楽しいのだけど全体的に話に締まりがなく中だるみしてしまってる印象。
「張り込みの偽装だったはずのチキン屋が繁盛してしまい本末転倒!」というのは面白いし店名にも笑わされるが、それはツカミであっていずれ話が捜査の方に車線変更するところが見せ場になるはず。なのだけど、来るべき車線変更への伏線にサスペンスが欠けており、かったるくなってしまった印象。
悪ボスのNo.2がゴツめのマーシャルアーツ姉ちゃんだったりするのはとてもカッコいいし、色々小ネタは好きなの多くて笑って楽しめたのだが、話はもっと頑張れるはず。やればできる子と思うので期待してますという意味で点辛めにしました。
私の場合、鳥の唐揚げよりも焼き肉が食べたくなりました
『パラサイト 半地下の家族』を観て以来、何だか韓国の徴兵制のことがとても気になってしまい、またも想像を膨らませてしまいました。
韓国の肉体派の役者さん達はみな、随分とガチに鍛え上げてきたように見えたのですが、徴兵されていた期間、或いはその前の準備期間も含めて実際的に身体を鍛えた経験のある若者が多いからではないか、
みたいなことをあれこれと考えてしまったのです。
アクションシーンに出てくる俳優さんたちはみな、見せかけの筋肉ではなく、鋼のようにシッカリと硬質に仕上がっていて、パンチもキックも本物の格闘家のように重そうに感じました。だから、格闘シーンでは心の中で何度か、イタっ❗️と吹き出しの文字が浮かんでしまうほどでした。
そのアクションのガチ度との落差がお笑いシーンを一層効果的なものにしているのだと思います。
考え過ぎかもしれませんが、(もしかしたら日本以上の)学歴社会と経済格差だけでも韓国の若者は大変なのに、徴兵制があることで、体格や健康面でまた別のストレスや劣等感に襲われることもあるのではないでしょうか。
ネットで調べてみたら、韓国の徴兵制についてこんなことが分かりました。
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【以下に要点を抜粋】
1~4級判定者(※)は、満20歳~28歳の誕生日を迎える前までに入隊しなくてはなりません。検査の結果、下記の身体基準と学力ともに基準を満たした者
※参考として…1〜3級までの内容
1級:身長が161~203cmで、BMI指数が20~24.9の者
2級:身長が161~203cmで、BMI指数が18.5~19.9または25~29.9の者
3級: 身長が159~160cmで、BMI指数が17~32.9の者。身長が161~203cmで、BMI指数が17~18.4または30~32.9の者
2019年4月1日から、全ての兵士に日課後の携帯電話使用が許可され、電話やインターネット、メッセンジャーアプリでの連絡などが自由に行なえるようになりました。
(引用と抜粋は以上)
→2019年3月末までは家族や恋人への連絡は、基本的には軍隊からの一方的な電話しかできなかった、ということになります。
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等級は体型やそれに基づく数値で差別化しているのではなく、単なる分類だとしても、人間ですから、そもそも〝等級化される〟だけで色々と考えてしまうはずです。
痩せ過ぎや肥満気味の人は一級に入れないんだ…、そっか。
困ったことに、劣等感だけでなく、勘違いした優越感を持ってしまう人だって必ず出てきます。
実際に徴兵中は外部から遮断された環境(学校と違って家にも帰れない)なのでイジメや自殺者も少なからず発生しているとの報道も過去にはありました。
『パラサイト』をみた時と同じようなことを書くことになりますが、韓国の若者や勤労者世代の抱える社会的なストレスは、徴兵制が加わることで、我々日本の社会におけるそれよりも平均的に高いような感じがしています。だから、韓国の映画界、K-POPやスポーツの世界での成功者たちが背中に感じる自国民からの期待、羨望、憧憬、嫉妬、その他様々な感情の圧もさぞかし大変なんだろうな、と勝手に想像してます。
日本と韓国。
外交では色々と上手くいかないことばかりですが、そういう社会構造的なストレスの違いへの想像力を働かせることも決して無駄では無いと思います。
ていうか、映画でこんなに楽しませてくれるのですから、まずはそのことへの敬意と感謝の気持ちを大事にしたいですね。
マ刑事の得意技がテコンドーでなく柔道だったり、繁盛店が日本からの観光コースに選ばれたりしていたのは、民間レベルでは仲良くしましょうよ、というメッセージだったのか、普通に韓国の日常に溶け込んでることで珍しくもないのか、ご存知の方がいらっしゃったら教えていただけると嬉しいです。
それと韓国でも野球は〝耐える〟スポーツに分類されていたのが意外でした。
2020年最高に「ちょうどイイ」映画初め。
ミッドランドシネマのある名古屋駅はまだお正月ムードで、劇場内も冬休み真っ只中の若者たちの姿も多かったんですが、笑える場面でまー、楽しそうに笑ってくれる。それにつられて他の観客もよく笑うという、“いい空気”の中で観れたのも良かったですね。この感覚は映画館だからこそ。
冴えないおじさん班長を中心に4人の“濃いぃ”刑事たちの麻薬捜査班。序盤、そのチームのダメダメ捕物帖からもう、観てて楽しい。面白過ぎず、スベり過ぎず。残酷描写もないし安心して楽しめるのがいいです。
メンバーそれぞれキャラがすっごく良いし、『バーニング劇場版』でポルシェ野郎を演じてたイケメンもイイ悪役っぷりで出てくるし、その女性秘書が冷徹格闘マシンでカッコ良い。みんなイイんですけども、その中でも特にイイのがチン・ソンギュ演じるマ刑事!この人はもう、むっちゃ面白かった。最初から最後までずっと面白かったですよ。
監督が「イ・ビョンホン」ということで、えっ!!?と思ったんですが、どうやら同姓同名の別人ようですね。かなりオススメ!!
韓国映画にしては…
期待通りに大興奮!
コメディらしくキャラの濃いメンツが、あれよあれよという間にチキンを売りさばいている!?
いったいなんの映画だ!
うっかりな展開をどっぷりと描き、観客を路頭に迷わせる。
そして、くだらない内容のテンポの良いやりとりが笑いをあおる。
しかもちょっとシュールな空気まで醸し出して。
よく出来た喜劇は、後半に突入すると凄い巻き返しが待っていた。
キャラ全開のド派手なアクションに、爽快な音楽が完璧な映画を作り出す。
人物設定がうますぎて、シリーズ物を観てる気分になったのも凄い。
新年早々、良い滑り出しだった。
4/20
こんな事態で楽しみにしていた配信で観る。
劇場でもう一回くらい観たいと思う程だったので、配信が待ち遠しかった。
キャラがわかっている分、ますます笑える。
U-NEXT
アメリカンスタイル
単純に笑えるけど、敵の行動を突き止めるまでのシナリオが秀逸
李明博?顔だけが取り柄?
ラストの畳み掛けるような笑いとアクションがすごい
大満足な作品!
観る相手を選ばない、新春初笑いコメディ
笑った笑った!
観た後の会話に困りたくないので、映画は一人で観る派なのですが、この映画は誰を誘っても一緒に楽しめると思いました♪
老若男女マルチ対応☆おバカコメディ
友達と行けば盛り上がること間違いなし。
まだお互いの好みがわからないような初デートカップルはもちろん『スター・ウォーズep9』で意見が割れたカップルも、これを見たら仲直り出来るかも??
そして何より、家族で行っても気まずくならない!
犯罪組織が相手なので、多少痛いシーンはありますが、目を覆う程の残虐なシーンは無く、
どぎつい下ネタや、ブラックすぎるネタ、トンがった政治ネタも無い。
あるのは、登場人物達の気持ちの変化やすれ違いで生まれる笑いと、カットや間を駆使した映画的な笑いなので、安心してファミリーで楽しめる映画です。
あ、でも子供が憧れたり感動して泣けるような要素は御座いません(^◇^;)
ただただ笑えるコメディで、むしろその潔さが大好きだ!!
観た後には、誰もがスッキリ明るい気持ちになれることは確かです。
もう一つの見所であるアクションは、キャラクターごとにスタイルが異なる、キレッキレの肉弾戦がメイン。
強い女性の活躍は見ていて嬉しいし、アクションもカッコ良くて、とくに美しくしなやかなキックに痺れました(≧∀≦)
クライマックスの大乱闘は見応えがありますが、そこでもしっかり笑いを入れ込んでくるところに、コメディ映画としてのプライドを感じます。
マ警部が最高に笑えました。
面白い事を言わなくても、面白い動きをしなくても、無表情ですら笑えるww
ものすごいコメディアンだなぁ。と思って調べたら『犯罪都市』で恐ろしい中国マフィアを演じたチン・ソンギュさんでした!
あの常軌を逸した雰囲気は一ミリも無く、同一人物だとは思えませんでした。
コ班長の、うだつのあがらない感じも良いです。
くたびれたオヤジが、副業で生き生き輝いてくる様は思わず応援したくなります。
でもそれは、チーム全体にも言える事で、一人一人は頑張っているのに、イマイチお互いに噛み合っていなかった面々が、副業で新たな自分を発見して、それぞれのポジションで力を発揮することで、新たなチームワークが生まれて…
その先は見てのお楽しみってことで。
ちょっとこのタイトルだけではコメディだとわかりづらいので、いかにもコメディっぽいサブタイトルが欲しいところ。
一緒に行った友達も“韓国の刑事モノ”と思っていたので…
ポスターにある『“揚げる”大捜索線』がサブタイトルでも良いのになぁ。
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