劇場のレビュー・感想・評価
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ちょっとついて行けない
Amazon Prime Videoにて視聴。山﨑賢人、松岡茉優主演、行定勲監督ということで期待していたが内容に全く共感出来ない作品。見ていてしんどくなる映画。ちょっとおすすめ出来ない。キャストの演技がリアルに凄いから、このような感想になったとも言えると思う。印象にイライラというのがあれば選択している。
それぞれをきっと自分と重ねてしまうだろう…
下北沢、高円寺という街はやっぱり音楽や演劇、芸人の下積み生活の街。
でもなんだかノスタルジックで、情緒があふれる街並みですよね。
本当に永田はしょうもないクズ男。プライドは高いのに自信はないし、小心者。自尊心ばかり高くて、不器用でカッとなると何をするかわからない危うさを持つ人。
そんな永田を、いつも温かく優しく見守ってくれる母親のような沙希ちゃん。でも、優しくされればされるほど、何もできない自分が惨めになって、沙希ちゃんのことが疎ましくなってきちゃう。
男性から見たら、あっ俺永田と同じだって思う人、女性から見たら、自分の彼氏と同じ、私沙希ちゃんみたいかもって思う人、いるんじゃないかな。
ラストシーンはびっくりの舞台に変わっちゃって、そこでやっと永田は自分の思いを全て伝えられたのね。ちょっと遅かったよ。でも彼っぽいかな。この舞台が満員御礼のようでしたので、きっと劇団おろかはなんとか持ち直したのかな。ってことは、きっとこの2人の恋愛もきっと意味があったのだし、永田も沙希ちゃんも一歩踏み出すことができたわけだから、よかったね。最後の方は自然と泣けてきちゃいました。
この作品は特に劇場で是非見てほしいです。
何をしていいのかわからないもどかしさ
理想と現実の折り合いを人生と呼ぶならば
人は妥協点を見つける必要がある。
妥協点を見つけられず苦悩する人間に世の風当たりは冷たい。
夢を追いかけ理想と言う名の駅を目指している者は夢の途中で現実という名の駅で多くは下車してしまう。
理想と言う名の駅に辿り着ける者はどれくらいいるのだろうか?
ほとんどいないんじゃないか?
夢破れ現実と言う名の駅に途中下車するタイミングは人それぞれだが、下車した者は劇場の舞台から退場し、客席側に回る。
客席から羨望の眼差しで舞台を見つめることになる。
でも、それも、一時だけ。舞台が終われば客席の人たちは現実という名の居場所にかえって行くことができる。
居場所の定まらない夢追い人はいつ希望と言う名の電車から降りることができるのだろうか?
降りるタイミングを見計らい苦悩する主人公の行く末が気になる反面、行く末を知りたくないもない。
何をしていいのかわからないもどかしさだけが心に残る。
不器用な二人の恋愛劇
夢を追う男と彼を信じて満ち続ける女が繰り広げる不器用な二人の恋愛劇。まさに小説を読んでいるかのような作品構成。途中からはもう展開が読めてきて飽きてしまったがラストに待ち受ける仕掛けには驚いた。行定監督も話しているようにこの仕掛けは映画館で観たほうが劇場感が増すように感じる。
2020-123
正直すぎる若もんの姿
なかなかよかった!若い売れてない劇作家が駆け出しの演劇女優と出会い、同棲して、別れる話し。
又吉直樹の小説を題材にしてて、底辺のどうしようもないけど正直に熱く生きる人間を描いていて、共感できるし、セリフや間の持ち方が自然。
ラストはここで切って欲しい!ってとこでだらっと続く場面はあったけど2時間くらいに収めようとしたのかなって思えるくらい。
最後の劇場のシーンはベタに思えてエンドロールの閉め方としては象徴的でよかった!
劇場受難の年の素敵な劇場でした
Amazon primeにて鑑賞、これはこの作品にとって良かった。
なぜかウチで見ると視聴と表記しそうになりましたが、鑑賞とあらためて書き直す
天才肌だが馴染めない作家無垢な娘の恋愛あるある的な大筋でしたが、
無垢なようでいて、実は逆に依存してしまっている地方出身の学生サキを演じた松岡茉優が凄い
また、山崎賢人もいい意味でウザく髭やガリガリのスタイルなど、あのラストのためにこのウザさなのか!と、涙してしまいましたよw
映画は脚本家の良さもあるけど、やはり演者の熱演あってなんぼだと改に感じさせられました
ネタバレしたくはないので、このへんで具体的には書きませんが、いい映画化だと思います
是非
オトコにはそれぞれの〈沙希〉がいるかもしれない
どんなに素敵なパートナーでも
お互いが幸せになれないこともある
本気で相手を求めても
一緒に居続けることが辛くなることもある
離れてしまっても
幸せを願う人がいるかもしれない
人は未熟がゆえに
恋愛をするのかもしれない
苦しくても辛くても
溺れてしまうものかもしれない
2点はキャストの顔面偏差値のみへ評価、つまらないです
クズ男とクズを甘やかす女の話し、当たり前にどちら側にも共感できないし、感動した人はどこで感動したのか教えてほしい、見ていてずっとイライラします、がキャストの顔面偏差値が高いので2点にしました。もし普通の顔面の人だったら多分途中で見るの辞めたと思います。自分以下の底辺のクズを見て安心したい人にはいいのかな…?とにかく面白さが一切わからなかった、共感もない、感動もない、学ぶことも無い、ただ主演の2人は綺麗です。
評価が良かったので期待しちゃいましたが私には正直良さが分からなかっ...
評価が良かったので期待しちゃいましたが私には正直良さが分からなかった。女は男をダメにする典型的なタイプだし男も発言がクズ過ぎて嫌いです。
7年振りの感動の作品でした‼️
久々に本当に心から感動しました。
作品を手掛けた皆さんに感謝しきれません。素敵な作品をありがとうございます。
何よりも山﨑賢人さん、過去の作品は沢山観ていますが、今回も演技が大変上手で本当に素晴らしいです。
はじめは窪塚洋介さん?瑛太さん?みたいな雰囲気もあり
でもやっぱり永田という別の人間で、雰囲気がとてつもなく恐ろしく独特な感じも今までの山﨑賢人さんとは思えません。
暗く淀んだ赤い瞳、冷たくて寒気を感じる様な恐怖もありました。
でも途中何度か永田の笑顔を見れた瞬間、やはり山﨑賢人さんにしか出せないエネルギーというか、キラキラ眩い物凄い破壊力で打ちのめされました。
その後、Amazonプライムで3回観ました。
中毒性がある、魅力的な映画だと思いました。
まさに、生涯忘れられない映画の一つになることと思います。
また、私は観ていて勇気を与えられました。
観る人の心の奥深くにまで突き刺さるような、そんな映画です。本当にありがとうございました。
エンドロールが終わるまで。
どうしようもないクズの永田の気持ちが分かってしまう。弱くて素直になれなくて無駄にプライド高くて、でも夢を追い続けたい認めてほしい。みたいな。
主演2人の演技力は凄いですね。
「感動した!」とかそんな言葉じゃ表せない、凄いものを見ちゃったって感覚で帰り道にいろんな事を考えました。
エンドロール、私達もその場所にいたような気持ちになっておしゃれでした。
心えぐられる純文学の世界
原作読み後の鑑賞。
「劇場」というよりは、「東京ラブストーリー」感が強かった。切ない気持ちに浸りたいときに見たい映画。
松岡茉優かわいすぎる。ほんと好き。
山崎賢人もほんと好き。真面目そうだしいつか本物になってほしい。
ただ、関西弁だけが。。痛い。
又吉作品には関西弁は切り離せない。
そもそも純文学の映像化は難しいのか。
次回作にも期待したい。
作品が醸し出す空気感が好き。余韻も続く。
迷いや劣等感の感じ方とか自己表現の方法とか、それぞれのキャラ設定、この辺に又吉さんっぽい繊細さ(イメージですが)や面白さが表れていると思いました。
これをベースとして作られる日常っぽさや生活感、いい意味での古さというか変わらなさ、文化度高いお洒落感、いつまでもとらわれ続けるカッコ悪さ、そんなものがない交ぜになって醸し出される空気感がいい。
そしてやはり松岡さんが最高なんですよね。味があるのに身近にいるような女性になってて、さきちゃんに感情移入してみていました。
なのでまさかの号泣で、重すぎない余韻があとまで続きました。
贔屓目ですが…
原作のファンです。
「劇場」は又吉さんの若い頃の記憶が凝縮された「東京百景」にも繋がる作品、個人的には「火花」より断然こちらが好みです。
映画として比べても、さすが行定監督、特に終盤の仕掛けは映画好きのツボを心得ていると言うか…まさに行定マジック、「火花」の板尾監督とのキャリアの差を見せつけましたね…。
贔屓目な感想ですみません。
世界観が溢れ出ていた。 途中に入ってくる感情のナレーションが又吉先...
世界観が溢れ出ていた。
途中に入ってくる感情のナレーションが又吉先生らしい詩的な文でよかった。
感情の表現が凄い分かりやすくて大袈裟に表すっていうのがこの作品らしくて味が出ていた。
舞台を小さな劇場で表現していたのは最初から最後までだったのかもしれない。
「演劇で出来ることは現実でも出来る」
この台詞は1番印象に残った。
そこからまさか映画の世界から劇場の世界にする表し方は驚かされたし圧倒させられた。
急な展開が起きてさきちゃんはひたすら涙してごめんねって、あまり状況理解できなかったけど感動した。
話は理解するのがなかなか難しい作品だったけど展開についていくのに感情が溢れ出て奥深い感想を説明しにくい作品だった。(いい意味で)
#55 なんで女性はダメ男に弱いのか
家賃も生活費も家事も全部女性に丸投げでも生きていける男がこの世にはどれだけいるんだろう?
見てるとホント腹が立つが自分もそういう経験があるので何も言えない。
日本の男は見栄っ張りが多いからダメな自分を認めたがらない。
ラストの演出で永クンとサキちゃんのお話は全ての人の物語だということがわかった。
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