劇場のレビュー・感想・評価
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89点
2人とも演技が上手い。
内容は天才と過信した尖ってる劇作家と
ピュアな女優志望の田舎女子との恋模様。
ヒモのクズで性格最低男のせいで
ボロボロになっていく彼女。
優しさにもそこの幸せにもなんにも
気づかず甘えて、離れるとさみしくなって
優しくなって、、自分の都合の良い時に
都合の良いように。気づいた時には
もう遅くて。
自分もそうしてないかな。。。?
と思わされる映画。
なんせ所々分かる、恥ずかしいがそんな時ある。
のオンパレード。ワードチョイスもよかったなぁ
これは、やばい、、僕にとっては刺さる映画。
親友いいやつやったなぁ。彼女もやけど
大切な人が自分なんかの隣におってくれて
支えてくれてるのに甘えて、当たって
傷つけて。こんなにいい人達やのに
ムカついて、、変わらないと、ありがたみに
気づかないとね
結論「面白かった!」
班だった模様が少しずつ広がり最後には紙一面を覆い尽くす程、真っ黒に浸食していく。
自分に足りない物を埋めてくれる存在。
その人がいるから、なんとか立っていられる。
それが当たり前になれば、やがてその人は
身の回りを世話してくれる家政婦となり、
病んだ心を癒してくれる人形となる。
壊れたカラクリを無理やり動かした結果、
ネジがはずれ、バラバラになり、気がついた時には元には戻せない状態になっている。
才能がある人とは自分の未熟さや才能の無さを認め、努力を惜しまない人。他者の意見を尊重し、称賛できる人。
もちろん、永田はどちらにも当てはまらない。
本人にもそれは分かっていた。
だから、永田は自分のことをスゴイと言うサキの言動が信じられず、キツく当たったんだろうと容易に推し量ることは出来るが、全くもって許容できる対応とは思えない。
不器用を言い訳に自分を正当化し、多くの人の人生をむちゃくちゃにする。
全く共感出来ないが、教訓を得るには多くの学びがある作品だったと感じた。
【まとめ】
総括すると、タイトル通り「面白かった」の一言です。
136分と長めの作品ですが、体感としては90分くらいの感覚でした。
最後のシーンは見応えがあるので、最後迄見る事をお勧めします。
個人的見解が大いに含まれたレビューになってしまったが、感じ方は人それぞれなので、作品をご覧になってから批評されることを推奨致します。
"淡々とした描写"と"終盤の大仕掛け"のギャップにやられた!
2作目となるピース又吉の小説映画化は、
劇作家として成功を目指す若者の恋と葛藤を描いた青春映画でした!
東京の片隅で出会った一組の男女が共依存に陥り、次第に関係を崩壊させていく様子を描きます。
淡々とした描写と主人公のモノローグを中心に展開するストーリーは、
過剰な演出を排除してるにも関わらず、終始心を捉えて離しません。
また、主人公2人がボロボロになっていく様子を見守るしかできない中盤以降は、
ひらすらに辛くなるシーンのオンパレード。
才能の無さを自覚してるが故に、沙希の優しさを拒絶してしまう永田の気持ちも、
自分と向き合わない永田に冷めていく沙希の気持ちも痛いほど理解できるからこそ、
もう今すぐ別れてくれ…と感じずにはいられませんでした。
でも、自分に自信を持てない2人は依存し合うしかなかったんだろうなあ…と思うと余計切なくなる。
沙希を爆笑させていたネタがもはや通用しなくなる悲しさ、
酒に溺れないと顔を合わすこともできなくなる二人の不和など、
関係の修復は不可能だとしか思えないシーンが連続しますが、
極め付けは、永田が沙希を自転車に乗せて夜道を走る長回しのショット。
詳しくは伏せますが、あんなに痛々しく感じるチャリの2人乗りは見たことありません…
舞台挨拶で山崎賢人が「一番見てほしいシーン」と語るこの場面、ぜひ注目してご覧ください。
彼については、漫画の実写化をコンスタントにこなす俳優というイメージが強かったのですが、
今作での渾身の演技を見せられたら、認識を改めなければいけません。
これからも素晴らしい演技を沢山見せてくれると思うと今からワクワクしています。
松岡茉優に関しては演技力を今更褒める必要もないと思うので、個人的にたまらなかったポイントを幾つか。
悲しみを取り繕った時の乾いた笑い声、
胸中を明かす時の、力のこもった低い声、
泥酔した状態で繰り出すエセ関西弁など、
ストーリーに関係なく、彼女の演技そのものを堪能したくなる場面にあふれていました。
最後に言及したいのは、終盤のあの「劇場」シーン。
メタ構造を使って過去との訣別を表現する一連の演出には心底驚きました。
タイトルの意味がここで活きてくるのか!と感心させられること間違いなし。
衝突を繰り返した過去を乗り越え、未来に向けて進み出した2人の今後に幸あれ、
と願わずにはいられませんでした。
終盤のメタ構造を最大限楽しむためには、映画館での鑑賞がベスト。
自分はアマプラで見たことを少し後悔してます…
劇団仲間として永田を支える寛一郎(佐藤浩市の息子とは知らなかった!)や、天才肌のチョイ役を演じるKing Gnu井口理も要チェック!
下北沢舞台が良いね!
下北沢を舞台背景に
劇場の知らない様子が観れて
私には、"昭和"を感じられた。
音楽LIVEを観に行く機会があったけど、
私には、当時劇場を観に行く発想がなかった。
こんな暗くて、泥くさい『LOVE STORY』も
アリだね。
夢追い人を支える者へ
個人評価:4.1
夢追い人の物語をとても深く丁寧に描いている。非常に邦画らしい作風で、この手のジャンルでは、頭ひとつ出ている作品だ。前作の火花同様に夢を追う若者をテーマに、誰もが少なからず自分と重ねる事ができ、また人生を生きる上で大事な、普遍的な部分を描いてると感じる。
一コマ一コマの会話がとてもリアルで、少ない会話のやり取りだけで、登場人物の性格や心情を上手く捉えている。まるで原作者の実体験をいくつも書き留め、それを物語に組み込んだ様なリアルな会話劇だ。
主役の2人の演技も素晴らしく、しっかりと物語の世界に生きてる2人だった。
夢を追う者を支える人の心情の描き方が、他作のそれとは異なり、原作者の物語を作る上でのセンスと繊細さが感じられる。
又吉直樹という作家は、自分の内なる伝えたいテーマをしっかり持ち、それをカタチにできる数少ない人だと感じる。
Amazon primeで観た。 原作を読んでないので映画との違い...
Amazon primeで観た。
原作を読んでないので映画との違いはわからないが、退屈でラストまで見るのが苦痛だったというのが正直な感想だ。下手な役者にモノローグは禁物で、それがさらに退屈さを煽る。
脚本も稚拙でたわいなもない会話ばかりで何も残らない。キャラクターも魅力に欠ける。
さらに映像もカメラワークも古さを感じる。かつてのATGやデレクターズカンパニーの映画を彷彿とさせるが、もはや世界の水準ではない。しかし、この手の同じトーンで淡々として、かったるい映画こそ、日本映画なのだろう。
劇場でした。
又吉さんの作品なので
おもしろいって勝手に信じながら
終わり20分まで見続けていました。
が、私には都合の良い男と、振り回される女。
よく降らないな!ってくらいひどい男の話が
前半にぎゅーぎゅーにつまっている話にみえました。
が、ラスト、さきちゃんへ永くんが
妄想ありきで気持ちを伝え出して
壁がパタンと倒れます。
まさかの劇場でした!
伝えられなかった思いを込めた?舞台になってました。
客席にはさきちゃんがいて泣いていて
猿のお面をかぶって、ばぁーって、あのバイクで止まらなかった時のさきちゃんを真似していました?
私はずっと劇場で一つの演劇の作品を見ていたんですね。
なんだがその発想が、又吉さんなんだなって思いました。
考えてもない結末だったため、驚きました。
一度見たら満足いく映画でした。
人の日常系の映画をあまり得意としないため、
終わり20分頃まで、結構退屈してしまいました。
井口さんがさりげなく出てきてるシーンで
おっ!てなりました。笑
テンポの悪さが生み出す世界観
とにかくテンポが悪い
成長しない永田と堕落していく沙希の関係に途中すごくイライラした。
ただ終わって振り返ると、そう感じてしまうほどに2人の演技が自然で、感情移入してしまうストーリーだったのかなと思えた。
最後の演出には震えた。
何気ない生活や、情けない一面も、一時の恋も見る人が見れば“劇”になる。そんなメッセージを込めたのかなと勝手に解釈しました。違ってたら土下座して謝ります。
切なくも丁寧に丁寧に描かれた又吉純文学が心に染み入る作品です。
コロナの影響前から観たいなぁと思っていた作品で、上映が延期されてからもずっと気になってましたが、公開初日にAmazonプライムでの配信もされる事から上映館数が大幅に激減し、それでも劇場で観たくて観賞しました。
で、感想はと言うと、良かった。
とても良かった。凄い良かった♪
これ、夢を追って東京に出てきた人、なんとなく挫折しそうになった人や演劇に傾倒していた人、若い頃に同棲をしていて別れた苦い経験のある人には物凄く共感出来るのではないでしょうか?
又吉直樹さん原作の2本目の映画化作品で、前作よりも文学的な要素は強いです。
前作の「火花」も面白かったんですが、断然こっちの方が好きです。
演劇に傾倒し、踠き苦しみ、他人を何処か見下した目で見ながら自身のアイデンティティーを辛うじて保っているが恋人の沙希にすら次第に劣等感を抱く永田と永田を献身的な程の無情の愛情を注ぐ沙希との淡くも儚く切ない関係。
何処か報われる事もなく、刹那の様な恋愛関係の一時が愛おしくて、そこを丁寧に描いています。
とにかく丁寧に描かれていて、永田の自信が損失していき沙希に甘えながらも距離感に翻弄されてしまう様々な葛藤、永田が大好きであるが、徐々に不安に苛まれ、永田を諦めきれず、心と体を病んでいく
。
たったそれだけと言えば、それだけの事を本当に丁寧に描かれているので、物凄く共感するんですよね。
山﨑賢人さんと松岡茉優さんが抜群に上手い。
山﨑賢人さんも松岡茉優さんのこの作品で一味も二味も剥けた感じがします。
松岡茉優さんが可愛らしいんですよね。
永田ことナガちゃんを真っ直ぐに信じていて愛している。
もうそれが健気で切ない。次第に病んでいくのを見てるのが居たたまれない。
でも、永田の気持ちも分かるんですよね。
自身が書いた脚本の芝居に沙希を出演させるんだけど、思ったよりも好評で比較される事や彼女の躍進にやっかみを感じる。
永田が沙希を愛していながらも葛藤したのは自身の劣等感に苛まれたから。
また、同世代で唸る様な芝居をしているライバル劇団に打ちのめされながらも、芝居に愛されない自分に踠き続ける。
またひねくれて自身を芝居に向き合わない事で最後の一撃をあえてスカしているのだって、現実と向き合う怖さから。
そんなのは逃げだと言うのは簡単で、自身が愛した物に真っ正面から向き合うのはやっぱり怖い。
そんなズルくて臆病で純粋な永田を山﨑賢人さんの熱演が胸にグッと来るんですよね。
「劣等感」と「後悔」がキーワードかと思いますが、これって青春時代の「純愛」なんですよね。
ラストは原作と違うんですが、これがまた良い。
映画は映画の良さがあって、映画らしくあって良いと思います。
所謂劇中劇になってた訳ですが、大好きな「蒲田行進曲」を思い出しました。
ラストの永田の一人芝居はグッと来て、最初から最後まで余韻に浸れます。
上映後に行定勲監督のトークショーがあり、そこで観客からの質問に答えると言う、なんともラッキーなのがありました。
気になったのは、当初の予定からコロナの影響で上映が延期になり、上映館がかなり少なくなり、公開初日からAmazonプライムで配信された事。
また原作での永田のイメージは個人的には山﨑賢人さんではちょっとイケメン過ぎて違うかなぁと思っていたんですが、観ていくうちに山﨑賢人さんのイメージでハマった事。
その辺りを行定監督が答えてくれた事で府に落ちたのと納得が出来て嬉しかったです。
コロナの影響でいろんな事が予定からズレてしまったのは全世界の人全てかと思います。
そんな事があるからこそ、この作品がなんか響くんですよね。
「一番会いたい人に会いに行く。こんな当たり前のことがなんでできなかったんだろう」
人生にはやり直しが出来る事と出来ない事がある。
そんなやり直しが出来ないけど、そんな体験が今となっては切なくて愛おしい。
それを観ていても切に感じさせてくれる作品です。
行定監督も言ってましたが、出来れば劇場で観賞して、その世界観に浸って欲しいと思います。
とっても良い作品なので、興味があれば是非是非。
お勧めです♪
最後に涙するとは思わなかった
本来は映画館で観るべき作品ですが、今回はアマプラを選びました。
最初は何気ない二人のカップルの淡々とした物語で、正直理解できない関係性や山のない展開に半ば飽きてしまいました。
しかし、ラブストーリーと思い見入ってましたが、途中からヒューマンドラマの認識に変わり"劇場"の世界観に浸ることが出来ました。
時折切なさと言うより苦しいと感じる場面が多々。
ですが、最後は何故か気持ちが高揚し二人の成長した姿に涙しました。
原作の又吉さんは誰も思い付かないような、言葉のチョイスや世の中を上手く生きられない人物をリアルに書かれるので、とても感動します。
原作をもう一度読みたくなる
原作読了済みです。語りがたくさんあって、好きだった言葉をたくさん伝えてくれていたのが良かったです。永田はもっと見た目がこ憎たらしいくらいの俳優さんでも良かったかなとも思いました。
この世は本当に生きづらい。成長とはなんなのか、変化することは何かを考えさせられる。妥協することだったり、流れに身を任せることだったり、正解はないけれど、理想と現実の落差に押し潰されそうになったとき、大切な人を傷つける手段は本当に浅はかで未熟な表れ。二人乗りの自転車で沙希が黙ったまま永田が喋り続けているシーンがグッときた。本当にみんなが幸せな世界だったらいいのに。
良作
何気ないけど又吉らしい「見せる」という世界の日常、夢、成長、葛藤をシンプルな言葉で深く演出しつつ、現実と理想とのギャップによる男女の関係の移ろいを鮮明かつ多情多感に表現してる。
ヒーローを描いていないのに何故か主人公に感情移入してしまう良作。1Kの部屋から始まり、そこでたくさんの事が起こり、部屋で終わる。
単調な場面の連続であるからこそ、最後のシーンで作品全体を鮮明に顧みることができ、涙が出ました。良作です。
最高でした!何度でも見たいと思わせる作品
原作読んでみました。
山崎けんと、松岡茉優、伊藤さいりあたりがさすがの演技力、激はまりでした。
行間も想像しながらで(余計な演出も少ないため)楽しむことができた。
沙希がなぜ永田にひかれたか?それは圧倒的なセンス(芸術)、自己があったからのはずだ。
しかし次第に世間の価値観や永田に翻弄され?画一化されていく沙希。
それも野原の「人の評価とか一切気にしなかったお前が、沙希ちゃんの前では
評価を気にしてんだろ」と話すところからも、恋(嫉妬)により
オリジナルではなくなっていく永田を捉えることができる。
序盤、本音で接する価値観に魅力を感じながらも、うまくそれを沙希の前では表現できない永田。
沙希は沙希で永田何を考えているかわからないところに魅力を感じたはずなのに、その芸術性が次第に苦しみと変わっていった。
つまり世間(劇中でいうと居酒屋でのバイトなどか)やそれとの関わりを起因とする嫉妬心と一定の関わりが誰しもある以上、人の価値観は変わるのでいつまでも本音の自分では相手に受け入れてもらえなくなってくる可能性があるということだ。
するとこのように適応して変わっていったらある意味うまく一緒にいられたのかもしれない。
それでも原作者は最終的には「会いたい人に会いにいく。なんでそれができなかったんだろうな」とプライドとか建前とかかなぐり捨て、本音で生きようと投げかける。
永田の価値観も変わっていったし、沙希の価値観も変わっていった。
ただもし永田が恋に翻弄されず、ずっと素の自分でいれたのならば「永くん何も変わってない!」
というザ・世間体のパワーワード成長を起因とした言葉は発せられなかったのかもしれない。
→素でいればその人間から発せられる引力で、恋人を世間に明け渡すこともなかっただろう。
世間に左右されない(人からどう見られているか考えない)素をお互いが見せ合うことこそ、リアルなのである(永田が徐々に死んでないよの評価や青山からの「仕事なんだから媚へつらえよ」などの関わりあいからもやはり変わっていっていたのだ)。
映画は終盤離れる二人を描写し、終わりとなる。
ただそのときのお互いは「私がかわっちゃったのかも」や「なんで素直になれなかったのか」という発言からも昔の二人を取り戻しつつあった。きっと永田が語るような未来が、演劇が訪れることを思わせてくれた。
そしてなにより競争心による建前などを持ち、典型的な像にはめた恋愛を目指すのではなく、
自分なりの演劇(世間との距離を持ったコンテンツが演劇、劇場だとするのなら)を創造し、全うして生きていけるようにしたい。
追伸:最後は音とか演劇のくだりにする必要はなかったように思う。
劇中歌は無音のまましっとりあの永田の言葉を綴るシンプルのほうが泣けたはず。
報われてほしい
Amazonプライムで鑑賞。
2人とも絶対に自分が苦しくなるしんどい恋愛の仕方をしてしまっていて、どちらに対しても苛立ちを覚えた。
でもそうするしか方法を知らなかったんだよね、と思うと2人とも人間らしくて愛おしくて、2人でやっていくのは無理だったけど、いつか絶対幸せになってねと思った。
こういう風に思えるほど、セリフや演技から登場人物が実際に存在していそうなリアリティがあった。
特に松岡茉優演じる沙希。
こんな理想的すぎる女性、いる?と思うくらいに沙希はあり得ないほどいい女(男にとって)だけど、それをちゃんと体現できる松岡茉優の技巧に圧巻。
沙希は本当にいい子。地元で誠実な人見つけて報われていてほしい…。
問題は永田。恋愛以前に、もっと上手に生きられるようになってほしいな。あの「生きるの下手」さに沙希も惹かれたところあると思うけど、それにしてもダメダメすぎるので、この恋愛を綺麗事で片付けないで、人間的に成長できますように。
そして劇作家としても成長されることを願っております…。
とても切ないラブストーリー
語りのセリフは又吉の原作通りに冒頓としているというか、ちょっと文学っぽいセリフが、まず掴まれました。
だんだん出会い、二人が付き合っていく中で、それぞれの思いがある中、打ち解けていけない切なさが出てきて、すれ違い、そして空回りしていくストーリーに、とてももどかしさを感じてしまいました。
同じ方向に向かっていく様にいけばと思ってみていましたが、やはり現実には難しいもの。
その切なさ感というか、ハラハラ感というのを持ちつつ、エンディングに進んでいきます。
ラストシーンは、たぶん小説では端的な展開だったのではないかと想像しますが、
ここは映像のチカラ、映画のチカラで、私は「おーお、こう来るか。。」と驚きとやられた感があります。
一方の思いだけでなく、もう一方の気持ちも感じ、それらが成熟しないもどかしさ感がこの映画の醍醐味でしょう。それが感じられれば、この映画はとても面白いと思います。
お勧めします。
演劇界
若者の純粋な熱量はステキだ。サキちゃんもとっても可愛い彼女。でも、不安が故の共依存は危ない。サキちゃん、ちゃんと言えてよかった。そこまで言って別れを経験しなければ、甘えをやめようとはしないのが未熟な男。
そしてお互い成長したからって、また一緒に歩むことは出来ないのであ〜る。その痛さが青春なのかな。
作品が、というより
劇場公開と同時にamazon prime見放題配信という試みに拍手を贈りたい。
コロナ下における、新たなビジネスモデルとしてこれからも増えて欲しいと思いました。
原作は未読ですが、主演二人の演技が好きなので安心して観てられました。
ただ時代設定がいつなのかわかりませんが、ガラケー使ってるのに、お店にPayPayの表示が見えて違和感。
自宅のテレビだから思わず静止して確認しちゃいました。
作品としては良かったですよ。
駄目男が最高の彼女に謝罪させる駄目物語
主役が山崎賢人でなければ、最低のレッテルを貼るところ。
絵に描いたような献身的で純な松岡茉優を、よくもあんなテキトーに扱いやがって、と何度も思ったけれど、山崎賢人だからまぁいいか、と思ったり…内容的には何となく分かるけど全く共感できない、配役があの二人だったので、かなり見入ってしまったけど─。かなり古臭い男女関係には嫌気がさしましたが…
寺山修司へのオマージュ(と勝手に見做した)ともとれるラストは、そりゃあ感動するでしょうと思うわけで、アプローズとともに言い知れない怒りも─。
よき作品と思えど、もう二度と─とも思ってしまった、複雑な映画だった。内容は分かりやすいですけど。
ドキドキ怖かったのは私だけ?
感想から言うと、期待してたより、ずっとずっと良かったです。おもいきり泣けました。友人に是非観てと言いたくなる作品でした。
山崎賢人さん演じる永田のダメな部分に、なぜか共感できてしまいました。←女の意見としては希少だと思います。
でも、松岡茉優さん演じる沙希の純粋さもどこか共感できて。。。
どちらの気持ちも納得でき、切なくて、切なくて、何度か、ボロボロ泣きました。
ただ私だけでしょうか??
沙希はこの後、豹変してブチギレる。あ、違った!じゃあこの後ブチギレる?と、シーン事に、ブチギレられるんじゃないかとドキドキしながら観てしまいました。
ダラダラとした展開。 ただ、ラストのみ多少の感動はある。 しかし、...
ダラダラとした展開。
ただ、ラストのみ多少の感動はある。
しかし、全体的にくだらない。
山崎賢人は、演技してるんじゃなくて、素のまんまだし、明らかな棒演技。語りの部分が多いけれど、それも明らかに単調な棒読み台詞。
松岡茉侑ちゃんの演技は非常に良かった。
私はAmazonプライムで鑑賞しました。はっきり言って、この程度の映画で、映画館にお金を支払って観に行くのは非常にお金の無駄遣い。
全219件中、161~180件目を表示