「劇場orアマプラ、新しい試み」劇場 茉恭(まゆき)さんの映画レビュー(感想・評価)
劇場orアマプラ、新しい試み
又吉作品は、既視感に脚色した形で表現される文体が多いので、
今回も例に漏れず、「あるある」にエグい色を足した感じになった。
劇中ずっと山崎賢人のナレーションが続くので、
正直途中からうぜぇと思うように。
とうの昔にぶっ壊れた松岡茉優とは違って、
山崎賢人はこの辺りで一皮剥けた……というより
いい意味で壊れたのかもしれない。
そういった意味では、良い作品に選ばれてよかったねと思う。
行定監督なので演出にまったく文句はないし、
視聴者が観たいと思う画角を見せてくれるし、
大人の事情もさりげなくで、さすがだなと思ったw
ただ、内容自体が面白かったかと聞かれれば、
まぁ、若い子には新鮮に映ったんじゃね?という感じ。
でもアダルトには古傷でもなんでもなく、ああアホやなーという感じ。
軽いんですよ。軽すぎる。
こんなお互いを傷つけ合う恋をしていたら、こんなもんじゃねーって。
劇場上映中
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