「今後に期待、本を読みます」劇場 すのうまるさんの映画レビュー(感想・評価)
今後に期待、本を読みます
役者の演技は良かったと思う。
【山崎賢人さん】
アイドル俳優から完全に脱皮
【松岡茉優さん】
沙希の癖や苦悩を表現できている
永田は、だらしないが、
沙希が堕ちていくと優しさを見せる時もあるので、
完全に嫌で、どうしようもないやつでもなさそう。
沙希は、自分が壊れるまで、
基本的には永田を受け入れていた。
【疑問点】
*永田が物語を通して、そこまで創作活動をしていない。
夢追い人と言うと、四六時中取り組んでいるイメージだが、出かけたり散歩したりが多いので、
創作活動につながる要素を日々探してるってイメージかなあ、、
現実はそういうものふくめ、創作活動なんだろうけど、映画だから取り組んでいる姿を見たかったかなあ、、
だから本当に永田が芝居が好きなのか分からないってところ。
*沙希も女優志望と聞いていたが、そこまで創作活動をしていない。
なので、夢追い人という設定だが、
そこには焦点当たっていない気がする。
あくまでも、夢を追っている(であろう)人たちの生活って感じかな、、
下北沢で演劇語るのも、あるあるよね。
*最後のシーンが分からない
結果二人の話を舞台にしたのか
あの話自体が永田の脚本だったのか。
これは本を読まないと分からないので、読むことにする。
分からない理由は、二人の話をもとに脚本にしてしまったら、それは演技や創作でもなんでもない。ドキュメンタリーになってしまうから。
しかし、あの話が永田の脚本だとしたら、ラストの沙希の涙の意味がなくなる。
【気になる点】
又吉さんが、とっても文学が好きなのが
伝わってくる台詞、言い回しが多く、
反復法を用いていましたね。
しかしそれは、文豪への憧れのような、
真似のような言い回しで、
オリジナリティにはかけると思いました。
少し、わざとらしい感じ。
平成、令和を代表する作家になりたいのであれば、
新しい文学作品が見たいです。
この先の人々が、又吉さんの作品を見て、
この時代背景が本を通して浮かぶような作品にしてほしい。
という期待を込めて。
ただ父は大絶賛で、涙流してきました。笑
人それぞれ
私も本を読んでみて、もう一度映画みようかしら。