犬王のレビュー・感想・評価
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音楽シーンで好き嫌いわかれる
湯浅監督らしいイメージの飛躍やキャラクター原案の松本大洋のキャラクターに引っ張られたような松本大洋が作りそうな物語展開も面白いし声優の2人は歌もうまい。平家物語がわからなくても大丈夫。
しかしライブシーン(ミュージカル的な部分がウリだからか)が長いなあー。
あと、わかりやすく客の熱狂的なノリのいいロック(音楽)をあわらすとクイーン的になるのはあんまり好きじゃないかも
ミュージカルというより、ライブアニメ
本作は実在した能楽師の小説が原作になっているらしいのですが
それを知らなくても楽しめました
能楽師の子どもとして生まれた異形の子、犬王と
神器により失明をし、琵琶法師に弟子入りした友魚が
タッグを組み、民衆を熱狂させる
この映画の中盤から
歌を歌うシーンが長いのでそれでダレてしまう部分があるが
それを除けば歌のシーンはよかった
もうミュージカルというよりライブに感じてしまう
歌のシーンでも主演の声優も
違和感なく歌っていたし
パフォーマンス演出もすごかった
あの時代に派手なパフォーマンスができたかと疑問を持ってしまう部分があるが
序盤の琵琶法師が切られる事件の話は
実は呪いの伏線になっていたことなど
なぜ犬王が異形の子として生まれたのか
というところまでも
ミュージカルシーンと共に語られる部分はよかった
犬王の父が爆散するシーンは
グロいシーンが苦手な人は少しだけ注意
この作品は原作と時代背景を詳しいと違う感想になるかもしれないが
特になにも知らなくても個人的には楽しめた
人間の讃歌
初日に行きました。もう公開前からずっと楽しみにしていました。
映画というかミュージカルというかもうライブです。しかしこういう映画もありだなってなります。和楽器とエレキギターの音が劇場でギュインギュインって響いていました。めちゃくちゃかっこよかったです。これは劇場で見る価値が上がります。
勝手な想像ですが、もしかしたら絵柄に好き嫌いがあるかもしれませんね。デカい目、可愛い女の子、かっこいい男の子みたいなアニメ特有のキャラデザとは少し違います。日本画っぽくて、良い具合に人間って感じがするキャラクター造形です。鼻や口の粘ついたようなところもしっかり描くなどして人間のブスで醜い部分も出ています。でもそれが良いです。なんというか、スタイリッシュでかっこいいし、やはり人間味があるんですよね。(私はキャラデザをされた方のことをあまり知りません。不快に思われたらすみません。)
あとは演出です。友魚の視覚を表現したシーン、ラストの無音の中舞う犬王のシーンなど、アニメーション表現が凝られているなと思いました。将軍の前で踊るシーンもこの世のものとは思えないほど美しく、涙が滲みました。
キャストの演技は期待を超えました。森山未來さんが「本当に森山未來?」と思うほどお上手でしたし、歌唱シーンも素晴らしかったです。森山さんなんでも出来るなあ。あと松重さんが個人的にとても良かったです。全然違和感なかったし逆に、良い声しているなあと思ってしまいました。アヴちゃんは言うまでもありません。声優さんではない方を起用したアニメって当たり外れがありますが、これは大当たりですね。
日本文化が好きな人、そしてロックが好きな人におすすめです。楽しめます。
期待していただけにガッカリ
同じアニメ会社が作った平家物語の完成度が高かったこと、主役が女王蜂のヴォーカル、アヴちゃんと森山未來、脚本がmiu404 の野木さんということでかなり期待していたのですが、期待を悪い意味で裏切られました。
犬王と相方の琵琶法師との出会いまでの展開はとても良く、盲目の琵琶法師の視点のアニメーション表現などは凄く秀逸です。
しかし肝心の演奏(?)パートがイマイチ。
現代的な光の演出や凝った舞台装置が急に作られるけど、排斥されていた犬王やペーパーの琵琶法師がこれだけ金と技術のかかるステージを作る演出家と技術者をいきなり動かせたのかが疑問。
才能ある人たちを動かすまでの2人の魅力を伝えるエピソードがないまま大造りな舞台からスタートするので、イマイチ主役2人に感情移入できませんでした。
本当に2人だけの舞と演奏で観衆を沸かすエピソードがあったり、優秀な演出家や職人のキャラクターと出会うエピソードが描かれていたらもっと違ったと思う。
歌も単調で映像も綺麗だけどこれといって印象に残るほどの魅力を感じず、将軍の前で演奏できるほど上り詰めていくカルタシスを感じることができないまま、終盤に入り、物語が終わった感じです。
メインキャストが演技も容姿も優れた人たちばかりだったので、これなら実写映画や舞台で彼等が出演する作品を見ればよかったと思いました。
わざわざアニメーションでこの作品を表現する意味があったのか。
僕はこの映画の鑑賞をお薦めできません。
映像は綺麗です
湯浅監督の新作。平家物語を語る能楽師をテーマにしたミュージカル風のアニメ。
う〜ん、微妙。。。制作のサイエンスSURUの映像は良かったです。ところどころ、カッコいい構図だな〜、と思わせるシーンもあり、流石のクオリティ。
まずシナリオですね。これ、観阿弥・世阿弥の時代に人気を二分したが、後世には全く残らなかった能楽師「犬王」の話。だったはずですが、全く犬王は主役じゃない。結局、相方の琵琶法師の話ですよね〜。なぜ犬王が後世に残らなかったか、という話はどっかへいってしまいました。
次に音楽。犬王は当時のロックスターだった、という設定は良い。が、他の琵琶法師や能楽師が当時の楽器で演奏して、犬王組は何故が音楽はエレキのサウンド。絵では琵琶なんですが、エレキギターなんですよね。そこでリアリティレベルがわからなくなってしまい、醒めてしまいます。
よく知らないのですが、犬王の声は「女王蜂」というロックバンドのボーカルのようです。後ろで話していた方が「アニメとしてはイマイチ。でもアヴちゃんを観にきたと思えば充分じゃね」と。なるほど、そういうアニメだったか。。。。
アヴちゃんの歌は抜群に上手い!ここまで上手いと相方となる友魚の方も...
アヴちゃんの歌は抜群に上手い!ここまで上手いと相方となる友魚の方も森山未來より歌手の方が良かったんじゃないか?
話は良く分からなかった(笑)
面白いかと言われると困るね。前半眠かったし。
壇ノ浦に生まれた友魚は海底で刀を見つける。父がその刀を手に取ると体が切れて死に、友魚は視力を失った。なんで?(笑)
三種の神器と言ってるから、あれが天叢雲剣なのだろう。最初だけの登場で以後この剣は出てこない。
琵琶法師となった友魚は京で犬王と友達になる。犬王は何故か人の姿をしていない。
友魚は覚醒して琵琶でロックを演奏するようになる。可能であれば歌唱力の高い歌手を抜擢したほうが良かったと思う。あと琵琶でロックは無理だろう(笑)
犬王は歌声抜群。そしてダンスも上手いこの時代の踊りではない。
友魚は全国で犬王のことを歌って、犬王は人気になり幕府に呼ばれるまでになった。
その後幕府の判断により友魚の琵琶は封じられてしまう。友魚は最後まで反発していたが、結局死刑。犬王は幕府に従った。
友魚は首を切られる前に両腕を落とされた。
特に感動もなく、ストーリーも殆どなく、アヴちゃんの歌唱力と映像美の作品だったかな。
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