「ロックスターの真似事は寒い」犬王 ぴかさんの映画レビュー(感想・評価)
ロックスターの真似事は寒い
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御伽草子って物語を伝えるためのものだから説明口調になってしまうのは仕方がないと思うけどロックとは合わないと感じてしまった。
昔ながらのロックスターがライブでやっていたような動きがたくさん出てきてそれがかっこいいと思えず興ざめした。
ここでマイケル・ジャクソンを出す必要があったんだろうか。
この時代にこういう芸がないからこそ、ロックスターなどの真似事じゃなくて犬王にしかできない動きやパフォーマンスが見たかった。
琵琶の良さとかは特に知らないけどただロックに置き換えられ、日本の音楽は古い!これからはロックだ!って言われているようでアメリカかぶれ感や今更感がすごい。
時代が違うんだからロックの方が新しいのは当たり前なんだけど、日本音楽の良さを活かしながらもうちょっとうまく融合させられなかったんだろうか。
誰かが書いていたけど、犬王の心情の変化が全く描かれておらず、何度も芸をして少しずつ人間の体に近づくっていう単調な話でつまらなかった。
犬王と目が見えない少年との出会いもあっさりしていた。
ミュージカルなのに曲がどれもシンプルでつまらなく好きになれなない上に長いことと、ストーリーも急展開などがなくはいりこめなかったので人には勧めづらい。
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