「湯浅版どろろ」犬王 青空ぷらすさんの映画レビュー(感想・評価)
湯浅版どろろ
南北朝から室町期に活躍した能楽師・犬王に題材をとった古川日出男の2017年の小説『平家物語 犬王の巻』を原作としたミュージカルアニメ。
手塚治虫の「どろろ」を下敷きに、犬王がライブで平家の呪いを解くと己の異形も解けていく展開は現代社会の表現規制問題にも通じる物語ともリンクしている。
ただ、これは予算などの問題なのかもしれないけど、肝心のライブシーンのアニメーションで使いまわしのカットが多いように見えたのが気になったし、ストーリーの方も、上手くハマってないというか、ところどころチグハグな印象を受けたかな。
後、ラストは、犬王と友魚が自分たちの物語を歌うライブで締めて欲しかった。
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