劇場公開日 2022年5月28日

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「芸術と残された想いを」犬王 あしたさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0芸術と残された想いを

2022年6月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

かなり歪な作品。だが、どうしても面白い。
劇中の音楽だけではなく、カット割りセリフにリズムがあるので身体的な気持ちよさが続く。
ストレンジャーたちへの共感と世界からの呪い、という湯浅政明テーマとも一致していてストーリーと映像のシンクロ率もかなり高い。
中盤のミュージカルシーンの尺の長さがどうしてもこの映画の歪さを際立たせる。
このシーンがもっと圧倒的であったならと思ってしまうが。
しかしイマジネーションの繋がりが溢れて溢れてアニメーションの動きになっていくシーンの数々には打ちひしがれたぞ。

あした