荒野の殺し屋のレビュー・感想・評価
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マカロニらしさ。
60年代のイーストウッド主演によるマカロニ3部作などを観ている者としては、納得のいくクオリティでした。昨今のマカロニリメイク作品にありがちな、荒唐無稽な派手さに走る事もなく、リアリティを感じさせつつエンタメとして良くまとまっています。仕上がりとしては小作品ながら前代未聞のクオリティと言えるかもしれません。
セリフはポルトガル語で、本来は英語であるべきですが、これはマカロニ映画がイタリア映画としてイタリア語で作られていた事を引きずっているオマージュのようなものだと思います。
「マカロニ映画みたいなものを観たいなあ」と思っている人には、ジャンルムービーとしてたまらないものがあります。そうでない人にはピンと来ないかもしれません。
唯一残念なのは、物語が回想として語られるのに、その作中においてまた回想シーンが挿入されるため、観ていて少々わかりづらくなる所がある点でした。
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