「イラン映画あなどれず」ロスト・ストレイト よしさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5イラン映画あなどれず

2020年3月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

イラン・イラク戦争末期。前線に投入された兵士の過酷な戦いを描く物語。

イラン・イラク戦争を描いた戦争映画ですが、プロパガンダ映画ではなく、しっかりとした反戦映画に仕上がっていました。
名もなき兵士、戦闘を知らず勇ましく叫ぶ若者、前線の混乱、そして突然の砲弾と死。それらが特別な飾りもなく描かれています。
戦闘シーンの撮影。ワンカット長回しの手法も取られていて、戦闘の緊迫感をより感じることが出来ました。
知らない戦争を知ることが出来た半面、知らないだけに分かり難い部分もあって、映画の面白さとしてはやや低めの評価を付けました。しかし、それでも一見の価値はあったと思います。
イランは宗教国家ですし、アメリカからテロ国家として指定を受けている国です。でも、このような映画を製作出来ることは、素直に評価したいと思います。

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よし