「可もなく不可もなく」女霊館 うにたん♪さんの映画レビュー(感想・評価)
可もなく不可もなく
にた雰囲気の作品が山ほどあると思うが、序盤は幻覚めいた演出を重ねて、単なる幻覚か?超常現象?それとも悪意ある者の嫌がらせか?と行き着く展開を想像しながら観られるが……。
あらすじ
大学教授のアダムと妊婦のリサが田舎の一軒家に引っ越してくる。
リサの妹が引っ越し祝いに贈ってきたアンティークの箱が届きリサが開けた後から不幸が起こり始める…。
流産したリサは不安定になり、薄気味悪い屋敷は一気にお化け屋敷めいた雰囲気に。
5体ほど霊(乳児、幼児、少女、成人女性、老婆)が現れ、ハッキリした意図も見せずに驚かせてくる。
何故か大学の盲目の教授が霊的な事に詳しく、マッチョな学生を連れて霊と交信しようとしたりするが失敗。
元の家主(妻を殺害し収監中)に会って初めて解決法みたいな話が出るが、それは……だった。
と、ラストまで見たら「なんじゃこりゃ?」的な
終わり方するので途中まで頑張ったのに終盤力尽きた印象。
霊たちは穴の空いた眼から血が垂れるような演出で目新しさはない。
暖炉の上にある絵画が変化していくが、その変化がイマイチ分かりにくい。
変に絡みのシーンが多いのにセクシーさに欠ける。
要するに中途半端になっている。
1+1=2だけではないとか、1+1=3になるとか、それほど深い訳でもない話をされても……。
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