「書くことこんなにないレビューも久々」ダーティ・ガイズ パリ風俗街潜入捜査線 つとみさんの映画レビュー(感想・評価)
書くことこんなにないレビューも久々
実話を元にした、サスペンスなんだかヒューマンドラマなんだか、コメディなんだか単なるポルノなんだかわからない本作は酷く退屈な作品だった。
パッケージから想像するにちょっとおバカ寄りのコメディ作品なのだろうと思っていたが、とりあえずそうではなかった。割とシリアス?な、ポル・・・ストーリーだったね。
おそらくポル・・・ドラマがメインであろう事を考えると、主人公とその相棒の心情の変化を描かなければならないと思うが、二人のこの潜入捜査に対する気持ちとか、現状に対しての気持ちとか、全く表現されずわからないまま物語がどんどん進んでいってしまうのだ。
少なくとも私には、二人は凄くニュートラルな心持ちのように見えたんだよね。だから彼らの変化というのが感じられなかった。
ドラマチックさっていうの?そういうのが圧倒的に不足していたよね。
物語の始まり方もよく分からない。
少ししたあとに6ヶ月前に戻るのだが、これの効果が理解できない。
ただでさえ主人公二人の心情が見えてこないのに余計に分かりにくくしていると思う。
ハダカの女性を早めに登場させたかっただけのような気さえするが、そんな小技を使わなくても大体いつもハダカじゃないか。製作者も何考えてるのかわからん。
全てを理解した上でもう一度観たら感じ方も変わるかもしれないがさすがにもう観る気にはならない。
良かったところとしては、そこそこ笑えた事と、「ザ・ビーチ」以来のギョーム・カネが観られたことくらいかな。
ギョームがすっかり普通のつまらなそうなポル・・・オッサン俳優になってしまったのは残念だが。
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