「コロナの2020年にこんないい作品に出会えるとは」燃ゆる女の肖像 まささんの映画レビュー(感想・評価)
コロナの2020年にこんないい作品に出会えるとは
最初この映画を知ったのは予告編だった。鬼滅だったか、何の映画かは忘れたが、どこか強い磁力をこの作品に感じた。何がと言われても具体的にこれっ!というわけではない。正直言って現代でない、時代。それもフランス。これまでだったら見ることはなかったが、見事に心臓を鷲掴みされた。
映画音楽はなく、彼女たちの感情の起伏をその場に居合わせて吸い取ったような感じというか。火が燃えるパチパチという音、ドレスが擦れる音。とにかく目撃者として、この映画を体感した、そんな印象だ。コロナ禍の2020年。あと何本か見るつもりだが、この映画に巡り会えたことに感謝したい。
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