「静かで荘厳な作品だった。 BGMを殆ど使用しておらず、波や風の音、...」燃ゆる女の肖像 葵蘭シネマさんの映画レビュー(感想・評価)
静かで荘厳な作品だった。 BGMを殆ど使用しておらず、波や風の音、...
静かで荘厳な作品だった。
BGMを殆ど使用しておらず、波や風の音、絵筆とキャンバスの擦れる音や燃えさかる炎の音などダイレクトに届いてくる。何より2人が交わす息遣いが非常に官能的に伝わった。
音楽の助けを借りずとも、繊細な心情の変化を巧みに表現した演出に凄みと覚悟を感じる。
使われた数少ない音楽〝島の祭りで披露された島民の歌〟が実に叙情的で、これが流れるラストシーンに心を奪われた。
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