「ブラジル版現代のマカロニウエスタン?しかしてその実態は?」バクラウ 地図から消された村 ショコワイさんの映画レビュー(感想・評価)
ブラジル版現代のマカロニウエスタン?しかしてその実態は?
1 ブラジルの乾いた村を舞台に、村人と謎の武装集団との闘いを描くアクション劇。
2 映画のポスターから地球外生物から襲撃されるSFかと思ったが、悪党一味が村を襲い村人が立ち向かう様や始末の付け方、棺桶やサボテンなどのディテールはまるで残虐なシ−ンが多かったマカロニウエスタンのように思えた。
悪党の正体やその目的は謎だったが、最後には「あっ、そうだったのね」とわかってくる。
3 この映画の良いところは、①メインストーリーがしっかりしていて、何故この村が襲われるのかというホワイダニットの興味を持たせていたこと。②襲撃の端緒から襲撃に至るまでダレることなく、緊迫感を保っていたこと。③村が闘い慣れていることの設定や村人の個性的なキャラが際立ち、かっちょいいこと。それに比べれば悪党たちは、黒幕はおバカさんで、実行部隊はイカれているだけのプロトタイプであった。
4 あんな田舎でもWi-Fiが飛んでいることに感心した。また、ドローンはまじでUFOかと思った。
コメントする