ノー・マンズ・ランド 西部戦線のレビュー・感想・評価
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戦争で闘うことを理想化して志願した若者が戦争の現実に打ちのめされる、今も起きてると思うと胸が痛む
クラース・バン・アイケレン 監督による2014年製作(81分)のオランダ映画。
原題:No Man's Land
オランダ映画ということで珍しく、興味を覚えた。
第一次世界大戦を描いているが、フランスにいるオランダ人の主人公が、フランス外人部隊に志願して戦う物語。戦争で闘うことを理想化していて志願したが、友人はすぐにやられてしまい、現実の戦争の非常さに打ちのめされる描写に、リアリティを感じた。塹壕戦の本質は変わらず、多分今も、ウクライナで同様なことが起きているのだろうと思うと胸が痛む。
主人公を演じるティモシー・フロアは、有名なパリ在住ジャーナリストを父に持つ役だが、黒い眼の黒髪で日本人の様な容貌でかなり驚かされた。先祖に日本人の血が入っている?(実際は、インドネシア系らしい)
戦争映画らしく、それなりの迫力も有るのだが、エピソードとエピソードのあいだの間がありすぎで、そのテンポ感に戸惑いどうも乗れなかった。
監督クラース・バン・アイケレン、製作アレックス・テル・ビーク、脚本クラース・バン・アイケレン、撮影ニクラース・P・ホイング、編集マーカス・アドバーガム、音楽クラース・バン・アイケレン。
出演
ティモシー・フロア、パスカル・バッツ、リカルド・エッサー、タイス・ヒュイス、エリック・バン・スーレ。
第一次世界大戦志願兵
フランスに住むオランダ国籍のインドネシア人のアーサー。第一次世界大戦が勃発し、志願して戦地へ。戦地での接近戦、銃撃戦を潜り抜け迫ってくる敵とナイフで格闘。今のハイテクな戦争も恐ろしいが、違う意味でこの頃の方が恐ろしいかも💦
アーサーは実在の人物の様。どこまでが事実でどの辺りがフィクションなんだろうか。
見所がなく、淡々と終わった印象です。
第一次世界大戦時に、フランス外人部隊に身を投じたインドネシア系オランダ人の悲劇を描く物語。
第一次世界大戦を描いた映画は余り目にすることがありません。その意味では凄く期待しての映画でしたが、少々期待外れでした。
戦闘シーンは小規模かつ地味。「一兵卒目線」だからではなく「お金をかけられていない」印象が強くあり、マイナスな印象です。
戦争悲劇の描き方も今一つ。友人や同僚の描き方が中途半端な為だと思いますが、鑑賞している側には心に迫るものがありませんでした。
主人公が壊れて行く様も描こうとしていますが、これも迫力不足に感じます。
当時としては珍しいであろうインドネシア系オランダ人とはいえ、彼にフューチャーした映画作りは無理だったのかもしれません。
インドネシア系オランダ人がパリで
第一次世界大戦時、パリにいたインドネシア系オランダ人の主人公は、フランスの外人部隊に入る。
苛酷な戦場で戦友の死を目の前にして生き残ろうとするが、ドイツが開発した毒ガスに苦しめられる。
主人公のアイデンティティはインドネシア、オランダ、フランス、どこだろう?
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