「目がシャーク」海底47m 古代マヤの死の迷宮 MARさんの映画レビュー(感想・評価)
目がシャーク
4人の女子高生が、ダイビングで行った地底洞窟から出られなくなってしまい、そこをうろつく盲目のサメに追い回される物語。
タイトルからして、もっとアドベンチャー的な内容を期待していたのだけど、その要素は粗なく…
極端な話、マヤ文明遺跡である必要は無かったのでは…?
そこら辺の設定が活かしきれていない気がするも、パニック映画としては面白かった。
盲目という設定はなかなか。
友達たちがミアを救う為に、このサメの特性を利用しとった作戦もグッド。
洞窟から脱出するシーンは手に汗握る展開。
皆さん、ちゃんと一緒に息止めていましたか??
で、やっと出れたと思ったとたんの、「サメのエサ撒いた!」には、声を出して笑いそうになったw
もともとレイトショーでランボーを観る予定だったのですが、それまで時間があったので急遽本作を鑑賞。
時間潰しにはもってこいの映画だった(奇しくも、スタローンの娘が出演していたことに驚き)。
そしてエンディングテロップのメッセージ。。
つまり、「サメを大事にしましょうね」ってこと??
確かに、実際に人を襲う種類のサメって極々一部らしいですけどね。
あ。間違えてますね、お恥ずかしい。「フィニング」ですねw
ガラパゴス沖で、絶滅危惧種を含む300tを乱獲した中国漁船団が、エクアドル当局に拿捕されたのが2017年。最近、懲りもせずに270隻の漁船団が、同じ海域に現れたらしいです。「EEZ外だ。文句言われる筋合いはねーわ、黙っとれ!」が中国の言い分ですw
そんな問題じゃないのに。
ちなみに、エクアドルは、2017年の中国漁船による損害額を「中国は環境を破壊する世界の敵」と見做し「36兆8千億ドル」と算出したツワモノですw 今回も、もちろん海軍が出動して監視してます。
日本って、甘いですよね...
MARさんへ
最後のメッセージですが、フカヒレ目的の乱獲で、絶滅危惧種が急増しているってのが背景の一つだろうなとは思いますが。数の問題?じゃないよね、って言いたくなります。ちなみに、フィニンフグと言われる残虐なサメ乱獲と密輸の中心は例によって例の国な訳ですが。国際条約(サメの件はワシントン条約)を屁とも思ってない本質が、こんなところにも現れてます。