「雰囲気の良い映画」夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風 やきすこぶさんの映画レビュー(感想・評価)
雰囲気の良い映画
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ひねりの無いストーリーの四本、でもそれが良いんですよね。
『ナツヨゾラ』
齊藤さんと宮世さんのみずみずしい感じと、情景がとても合っている気がしました。
それに萩原さんが演じた役の子が、いい味出してるんです。
やっぱり、青春は夏ですよね。いや、夏じゃなくてナツか。
雰囲気の良い作品だと思いました。
『時々もみじ色』
鈴木さん、口数の少ない役が多い印象です。
その中でも、本作品は表情が良いなと思いました。
高三の秋から冬って、人生が結構動く時期ですよね。
そんな時に正面から向き合ってくれる大人の存在は、大きいと思います。
大和がボクサーとして成功するのかは分かりません。ですが、若者に明かりを灯せる大人になってくれるんじゃないでしょうか。
『冬のふわふわ』
タイトルから、飯豊さんのふわっとした雰囲気を活かした作品かと思ったら、違いました。
飯豊さん、『いなくなれ、群青』の時はびっくりする位に美しかったのに、今回は美しさを抑えた演技、流石でした。
職人に限らず、余裕が無くなると目先の仕事に追われがちです。仕事の先に有る物を見つけられたら、新たな一歩を踏み出せるのでしょう。
『桜咲く頃に君と』
桜って凄いですよね。
花見の時には、鮮やかに咲き誇り人々の気持ちを明るくします。
それでいて、別れの場面ではそっと寄り添う様に、優しく包み込む様に咲いています。
桜は、こちらの気持ちで色々な姿に見える花なんでしょうね。
春に桜が有って良かったです。
日本の四季の様に、静かに流れる作品たちでした。
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