「使者3人の過去が明かされる!」神と共に 第二章 因と縁 mittyさんの映画レビュー(感想・評価)
使者3人の過去が明かされる!
『神と共に 第一章 罪と罰』の続編です。
第一章だけ見ても理解はできますが、逆に、こちらだけを見ると、わかりづらいと思います。第一章で活躍した使者3人(カンニム、ヘウォンメク、ドクチュン)の過去が明かされていきます。過去といっても1000年も前の高麗時代の話。タイトル通り、使者3人の因と縁が描かれていきます。
第一章では、殉死した消防士のジャホンの裁判で進んでいきますが、第二章では、その弟のスホン(第一章で怨霊となった)の裁判にカンニムが必死に弁護します。スホンは怨霊なので裁判は受けられないはずなのですが、「無念の死」ということが証明できれば、転生も可能とのこと。
一方、使者のヘウォンメクとドクチュンが、とうの昔に寿命を迎えている老人(ホ・チュンサム)を冥界に連れてくることも、スホンの裁判の条件とされ、2人は現世へと向かいますが、この老人宅で、老人の死の期限を延長しているのが、神さまの一人であるソンジュ神。マ・ドンソクが演じており、神さまなのに人間の姿で人間界に生きており、ファンドに手を出してお金がなくなったりで、ユーモアたっぷり。そして、このソンジュ神は、昔、ヘウォンメクとドクチュンの使者だった!というストーリーで、ソンジュ神から驚きの真実が告げられます。あれもこれも、いろいろなことが「つながって」おり、ラストも「そう、きたかー!」という因縁があり、自分としては、第一章よりも、こちらの方が見応えがありました。
ジャホンの弟は「別に現世に生まれ変わりたくない」などという面倒くさい性格で、このキャラも面白かったです。第一章もスピード感があって、地獄のビジュアルも新鮮でよかったですけど。
レンタルで見たのですが、wowowで10/29に一挙放映されるらしく、もう一度見ようかと思っています。あれとあれはどうだったかなぁ?などと、よく巻き戻して見てしまう方なんで、一度ではストンと理解できないとムキになってしまうタチなんです。