「100年以上も前の戦争」彼らは生きていた Momokoさんの映画レビュー(感想・評価)
100年以上も前の戦争
総力戦、国民総動員の長期にわたる消耗戦だった。
初めてこの戦争をリアルな出来事として感じたのは、シドニーで終戦記念日にたまたま遭遇した時だった。歴史の教科書の出来事が、遥か遠く離れたここにも繋がっているとなんだか実感した。オーストラリアも参戦し犠牲になった人も多かった。
今の私たちは声や音が入るカラーの映像を見慣れているから、モノトーンの動画からリアリティを感じにくいのかもしれない。
地雷の炸裂も効果音、色をつけてないと、ゲームの一場面?かもしれない。
少年兵、塹壕、突撃、死、怪我、毒ガス、合間の楽しみ、カメラ目線、無意味な戦争とかけがえのない時間という異様な取り合わせ。
人間は最悪の事からでも何か学ぶ。
でもこんな事をやり方は変わっても未だにやっている。まだまだ学び足りないのだろうか?
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