「よかった」FYRE 夢に終わった最高のパーティー 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
よかった
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詐欺だと知っていて見ているせいか、社長が常に半笑いで、本当に薄っぺらい男に見えてムカムカする。社長は最後の最後までやるつもりでいたから本当に詐欺をするつもりではなかったようで、現実を直視できないタイプなのだろう。薄っぺらい空っぽ男にしか見えない。
セレブがひどい目にあっていい気味だとも思うが、彼らにとってはこんなの大して痛くもかゆくもないのだろう。社長の仲間のラッパーも初めて聞いたし、出演予定のバンドを一つも知らなかったので、本当に世情にうとくなってしまったものだ。
タダ働きさせられた島民たちや、賃金を自腹で払った仕出しのおばちゃんが気の毒だ。
この映画で描かれている何もかもが対岸の火事だ。
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