リゲイン 奪還のレビュー・感想・評価
全3件を表示
チープなトレジャーハンター
16世紀の海賊フランシス・ドレークがスペイン船から奪ったインカの金貨を巡る話だが見つけた宝をサルベージ会社の兄妹で奪い合うという骨肉闘争がメイン。
トレジャー・ハンターものと思っていたら、それらしきシーンは描かれず、強欲な兄の手下たちとの小競り合いが中心。当時25歳、新進気鋭の俳優兼映画監督のガエラン・コネルはインディージョーズのような王道のアドベンチャー映画作りに憧れ、俳優業で蓄えた25万ドルの貯金を叩いて無謀にも挑戦、4Kカメラはレンタル、照明予算は無いのでほぼ日中の撮影、セットは組めないので全編ロケだが、なんとドバイやメキシコ、香港など5ヵ国を回っている、ヘリコプターは現地の知事から借りたそうだし、虎や鷹はアラブの富豪のペットを借用と節約術を極めている。
主人公ジャックは刑務所帰りの考古学者、MIのトム・クルーズみたいに屋根伝いの追いかけっこやバイク乗りの設定、挙句にヘリコプターから落下など気持ちは分かるがやっぱり本家には及びませんね。
おまけに最後は続編を臭わすエンディング、映画好きの端くれとしては、夢追い人のようなガエラン・コネルさんの願いは叶えてあげたいが、エンタメ映画はやはり予算をかけたメジャーの方に魅かれます・・。
WOWOW番組レビューに偽りあり・・・です。
学者の女性と、出所したてのトレジャーハンターの冒険譚で、二人が学者の兄と闘うストーリー。
wowowで視聴したのですが、番宣レビューに『インディージョーンズを思わせる』とのコメントがあり、楽しみにして鑑賞しました。しかし残念ながら「宣伝に偽り在り」でした。本当にJAROに訴えたいレベルでしたね。
世界を飛び回ってロケを敢行しているわけですから、B級アクションにしてはお金はかけていたように思います。でも残念ながら他のところにお金がまわっていない。
そして更に残念なことに設定や脚本で、それをカバーできていない。
1点典型的なところを挙げるとすれば、冒頭のシーン。サハラ砂漠のど真ん中で金貨を発見するのですが、まったく目印もない砂漠の、しかも2~3名の作業員が表面30cm程度掘って発見。イヤイヤあり得ないでしょう・・・
100名単位の作業員がいて、それでも奇跡的に発見するようなシチュエーションだと思います。予算の都合でそんな人数を揃えられないのであれば、「文献を読み解いて・・・」って設定にすれば無理も粗も出ないはずなのですが・・・
残念ながら、鑑賞をお勧め出来ない映画、という評価でした。
もう泥鰌はいないと思うのだが
古代の金塊を発見、我が物にしようとする兄と戦う妹は、出所したばかりのトレジャーハンターを雇うことに。
今の時代にこんな映画を作っても儲かるのかなぁ。
全3件を表示