ウーマン・イン・ザ・ウィンドウのレビュー・感想・評価
全34件中、1~20件目を表示
ヒッチコック作品へのオマージュを感じるサスペンススリラー
既視感を覚えるほどに、往年の映画ファンの心をくすぐる作品ではないだろうか。特に“サスペンスの帝王”と称されたアルフレッド・ヒッチコック監督作品へのオマージュを感じ、傑作「裏窓」を想起するのは私だけではないだろう。
その作品は5月14日よりNetflixで独占配信がスタートした「ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ」である。「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」などのジョー・ライト監督が、オスカーの常連女優エイミー・アダムスを主演に迎え、さらにゲイリー・オールドマン、ジュリアン・ムーアら豪華実力派キャストの共演で描いたサスペンススリラーだ。
広場恐怖症という病を抱えた引きこもりの女性が主人公で、隣りの家で起こった恐ろしい出来事を目撃したことをきっかけに、不可解な出来事に翻弄されていく姿を描いており、設定やストーリーはもちろん「裏窓」とは異なる。
しかし、主人公が窓から隣り近所の家を覗く行為や恐ろしい事件を目撃して巻き込まれる展開、そして精神的、心理的に追い詰められていく“恐怖心”をテーマにしているなど、類似点は多い。しかも主人公が引きこもって見る映画で「裏窓」や古い名作のシーンが劇中に映り込むので、もうこれは原作者も含めて確信犯なのではないだろうか。
引きこもりなのにアンタ動けますやん
アナVSイーサン、引きこもりなのにアンタ動けますやん
アナが自殺すると思いきやからの、イーサンをワインボトルで殴るシーン。ここからのアナが強すぎる。ずっと引きこもってたのに、バリバリ動けるじゃん。顔にクワみたいなのぶっ刺されて生きてたのは笑った。頭やられてるし即死レベルなのでは。緊迫した見せ場シーンだろうけど、急にアクション女優になったアナのせいでコメディに。
主人公の病気が理解出来ない
広場恐怖症に馴染みがないので、主人公の感じる恐怖が分からなかった。調べても難解だったのでピンと来ない。
下にも横にもヤバイ奴。みんな怪しいし、アナの言動も信じられない。ずっと誰を信じていいのか分からなかった。後半からの急展開はついていけない。ジェーン、アリスター、イーサンの過去と正体がよく分からん。
もっと見たかった、ゲイリー・オールドマン
ゲイリー・オールドマン好きだから、もっとアップでの見せ場欲しかったな。覗きのカットが多いから遠目になっちゃうのは仕方ないか。彼だけ吹き替えは合ってなくて違和感があった。字幕で観れば良かったと後悔。
よくある感じではある
いい設定、展開、道具立てなのにチープな結末
ヒッチコックの「裏窓」「バルカン超特急」を連想させる設定、展開、道具立ては、当然、監督が意図的に仕掛けたものだろう。
ヒロインの目撃した殺人が、次々に出される状況証拠により全部否定されてしまい、さらには彼女の運転ミスで夫と娘が死んでいた事実が明らかになるに及んで、「いったいこれはどうやって回収するんだろう」とハラハラさせられる、途中までは…。
推理映画モノはたいてい無理な設定とか、無理な人物像を嵌め込んでくるが、その無理の程度が小さいほど、いい作品になるようだ。
本作の場合、その常套手段の中でも最も無理のある方法、つまり異常者の登場でケリをつけるし、殺された母親の人物像が情けなさすぎて、最後は「やれやれ、チープだなあ」とガッカリさせられたのであった。
映画 裏窓
ヒッチコックの裏窓的に事件は始まるけど、、、
多分こいつが犯人だろう、やっぱこいつか?と、何度も思うほど次々怪しい奴がでてくる。
やっぱりこいつが犯人だったか!
うつ病という設定はストーリーをどうにでもできるよね。禁じ手だな。
裏窓の百番煎じ
裏窓は越えられない…
伏線回収いつするのかと思い、じっくり観ていたが終盤、本人の思い込みのような終わり方したので、「こんな大物が出ていて、そんな訳ない」と思っていた矢先、犯人現れる。
息子を疑っていたが本当に息子だったから最後は撃沈( ´-`)
ヒッチコックのイメージが強く観てしまったから「んー」豪華メンバーだったのでこの評価で。
まず引きこもりのアナ(エイミー・アダムス)の弛緩した体に驚く。そして・・・
ストーリーは無理にスリラー感を醸し出そうとするも、ヒッチコック作品等へのオマージュがあからさま過ぎて鼻白む。いやこれほどまでに多くの作品を引き合いにだすことは、オマージュではなく、単なる二番煎じと言っても良いだろう。
・「裏窓」の焼き直し(オープニングの窓からの風景がほぼ同じであるし、レンズを向けるシーンなど、隣人が殺人を犯したと思い込む設定が裏窓そのもの。ジェームス・スチュアートのシーンでも登場)。
・「めまい」の焼き直し(階段を駆け上がり屋上へ出るシーン)。
・「サイコ」を彷彿とさせるナイフシーン。
・精神的な問題を抱えた精神科医を描いた「白い恐怖」(グレゴリー・ペックのシーンでも登場し、イーサンが借りたDVDもこれ)も設定が酷似。
・自らの無実を追求しようとるす「潜行者」もローレン・バコールのシーンで登場。
・「ローラ殺人事件」もアナが眺めている映画として登場。
ジョー・ライトは監督として寄せ集めでうまくリメイクっぽくしたなという印象。撮影のブリュノ・デルボネルは、良い雰囲気を出していてよかった。
何とか踏ん張った作品
オマージュでなく類似品
裏窓オマージュだろうか、詳しいことはわからないが、裏窓(だと思われる)シーンが(かなり唐突に)挿入されていた。
裏窓を意識しているなら、建物と、主人公が覗く位置が、もっとわかりやすくてもいい。俯瞰がないので、どこからどこを覗いているのか、ポジションがつかめない。双方の建物ぜんたいの俯瞰が、その間の道路などの情報ふくめ、およそ一度も出てこなかった。
それゆえに裏窓にある、ひとさまの生活を覗く──愉しさがない。記憶ベースだが、裏窓では冒頭から建造物の俯瞰があり、ジミースチュアートが、いくつも開かれた窓窓での人間模様に、目を移していく──シーンがあった。老婦の窓もあれば、若い女が下着姿でダンスをしている窓もあった。──それが裏窓の醍醐味だった。
この映画は窓をプロットにしているものの、覗きのパラメーターが機能せず、心身が不安定な犯罪目撃者の話に終始していた。と思う。
また気の毒な境遇を狙っているものの、彼女が家族を失い、引きこもりに至った自動車事故は、けっこうまぬけなよそ見運転だった。
が、それらプロットの欠損をエイミーアダムスの演技が拾い上げ補っていた。にしても、展開にも犯人にも陳套感はあった。
ホラーorサスペンス等の終局で、女性が「窮鼠猫を噛む」になることが(とても)よくあるが、偶然に奸を排除できるにしても、それには工夫がほしい。と思う。
また、ガーデニングでつかう三本鍬のハンディタイプので、顔を思いっきりブスッと三本刺されて、病院で横になってガーゼを当てていて、ラストシーンは跡形もないのは、わりと腑に落ちなかった。
ぜんたいが暗い画で、すくなくとも監督はヒッチコッキアンではなかった。と思う。
妄想か現実か、主人公と共に困惑
何気に大物俳優がいっぱい出てる
なんかちょい役に豪華なメンバーを使ってるけどなんで?
アナのダンナ役なんか顔すら殆ど見えないのにいいの?
それはともかく主人公が自分の記憶が不確かってのはよくあるかな。
この間もNetflixでフラクチャードってやつを見たけど。
ただこのパターンだと大勢が集まった所でアナの妄想だろう!って
感じでまとまって、視聴者がなーんだそうなのかと思わせても、
物語がそこで終わらない以上、あ、やっぱ現実なんだと一つの落ちは読めちゃうくらい
パターン化してるかな。
話自体はちょっと昔風なサスペンスでなんとな見ちゃうんだけど
すごい緊迫感とかはないかな。アナがネットと覗きで事件を
暴こうとするシーンは面白かったけど、もう少しすごいと言う感じを
出してもう少し自力部分を増やせば盛り上がったかもしれない。
まあ低予算映画でNetflixオリジナルはこんな感じなのが増えがちだけど
逆にネタ切れしやすいんじゃないかな?
全34件中、1~20件目を表示












