劇場公開日 2020年2月28日

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「前進と逃避」エスケープ・ルーム MARさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5前進と逃避

2020年3月18日
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怖い

興奮

お互い見知らぬ6人の男女が、1憶ドル目指し、死の罠が満載の部屋から脱出を図る物語。

プロローグでの青年の必死の脱出シーンに期待値が上がったが、その後は細かい説明はあまりなく、程なく集まった6人が危険な部屋から脱出しようと奮闘する様をひたすら見せていく。

6人の登場人物達は、部屋が変わるごとに見事なくらいに、良い奴と嫌な奴の役割がコロコロ変わっていき、どの人物にも感情移入がしづらい(笑)。とはいえそのあたりは、それぞれの過去のトラウマとかが関係しているのかもだけど。

全体を通し、常にスリリングなのは良いのだけれどそれ一辺倒で、謎解きも特にゾクッとくるような凝ったものがなかったような。。それにマスクとか、そこだけなぜちょっと新設設計なの(笑)

「競馬で優勝した馬が…」のセリフとかは良かったけど、「おっ!」と思うようなシーンがなかったのは少し寂しかった。

ただ、4DXで観ていたら印象もだいぶ変わったのだろうか。熱風が出たり冷気が出たり、逆さまの部屋では座席が揺れたり…そういう演出がとても合いそうな映画だったので、高くとも4DXで観てみればよかった…かも。

MAR