「低俗コメディの見本市」俺たちホームズ&ワトソン odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
低俗コメディの見本市
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コナンドイルの名探偵シャーロック・ホームズシリーズは探偵ものの草分けでサイレント時代から200本を越える映画が作られている定番中の定番、中でもロバート・ダウニー・Jr.と ジュード・ロウコンビの新シリーズが面白かったので再認識、そのはずみで本作を観たのだが余りの下ネタ連発の低俗さに落胆どころか怒りまでこみ上げてくる代物、メジャーのコロンビア作品とは思えません。
別に下ネタを見下すつもりは有りませんが使い方が問題、むしろウィットの効いた英国人らしい下ネタなら歓迎ですが自慰を連呼する中二病的センスではぶち壊しです。
日本では劇場未公開、アマゾンで視聴、ソニーがNetflixに持ちかけたが試写を見て拒否されたという。それもその筈、第39回ゴールデンラズベリー賞の最低作品賞、最低監督賞、最低助演男優賞、最低リメイク・パクリ・続編映画賞の4部門で受賞という不名誉な烙印を押されている。
余りにも作られ過ぎているので奇をてらった新解釈に舵を切ったのだろうが本来の名推理はそっちのけ、こともあろうに女王陛下まで小馬鹿に描き、終始下ネタ、おまけにミュージカルシーンまで入れて悦に入っている様は理解不能、この際ネタバレ御免だが、あのハドスン夫人が色情狂でモリアーティの娘とは歪曲にもほどがありましょう。
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