「大事なシーンは省いてあとはそのままCG化」ミュウツーの逆襲 EVOLUTION カトソラさんの映画レビュー(感想・評価)
大事なシーンは省いてあとはそのままCG化
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ミュウツーの逆襲 EVOLUTION
鑑賞日 2019 7/13
原作の「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」は小学生の頃から大好きな作品で、とても感動したのをよく覚えており、本作を鑑賞する数時間前にこちらも鑑賞。16歳の今でもとても心に響くテーマで、再び感動した。今作はこの原作をセリフをそのままにし、最初の数分を省き、若干のデザインを変え、CG化したものだった。1998ポケモンのCG化ははあまり違和感が無かったが(最近ハリウッドでポケモンが実写化された「名探偵ピカチュウ」が公開されたこともあり)、サトシやカスミ、タケシなどの人のCG化の動きにとても違和感を感じた。また、全体的にCGが安っぽかった。1番今作で気に入らないのは、原作にはあった最初のミュウツーとアイの会話のシーンとアイが消えてしまうシーン、博士がなぜコピーポケモンの研究にそこまで執着するかがわかるシーンが全てカットされてしまっていることだ。同じようなシーンが続くので少し退屈ではあるが絶対に必要なシーンだと思う。さらに、今更カスミやタケシを登場させても今の子供達はそんな昔のキャラクターを知らないので今作を見にこないと思う。あまり映画ビジネスとしては向いていない作品なのではと思った。色々と不満点はあるが、感動することには変わりはないし、「ミュウツーの逆襲」は不朽の名作であると改めて感じた。
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