「匠海くんと美波ちゃん。膵臓コンビだね。」HELLO WORLD じきょうさんの映画レビュー(感想・評価)
匠海くんと美波ちゃん。膵臓コンビだね。
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なんというか厨二病満載。
主人公たちはみんな高校生と言うには幼く、こんなに純愛だろうかと、かえって引きますねえ。後半の大袈裟感も手伝って涼宮ハルヒのようなワールド感を感じましたが・・・。
良いとこ
〇京都をCGで表現したところ。やはり、日本の中にあってさえ異世界なのさ
○いつもの事ながら浜辺美波。声優でもやって行けるくらい・・・もう少し個性的なら言うことなしだけど。
○ディックばりの複層世界。Cノーラン監督のインセプションだね。こりゃ。インセプションを日本のアニメに翻案すればこんな感じか?
×最近のアニメにしては奥行き感がなく、描かれる世界が平面的でマンガじみている。
×後半出てくるキツネ面の修復プログラムは、どことなく「電脳コイル」に出てくるあいつらに似ている。
×そいつらがみんな集まって巨大化するのも、サマーウォーズ始め既視感満載。
×キャラクターデザインを担当している人のせいか、けいおん!にしかみえない。
△結局、最後に月面で終わる。つまりはカタガキの植物状態からの復帰のため、恋人だった一行さんによる治療行為だったというわけか。眠りの森の美女やねえ。
自分自身を振り返ると、高校時代は部活漬けだったので、ここにあるような甘酸っぱい思い出はなかった。だから、雷に打たれても復帰することは無いぞ。なんて悲しい。今思えば手当り次第告白するんだったなあ。とりあえず付き合ってみるとか、高嶺の花に臆しないとか、誰かを守るために体を張るとか。そんなことを思い起こさせる映画でした。
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