「個人的には傑作でした」HELLO WORLD こたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
個人的には傑作でした
未来から来た人が過去の出来事を変えることで自分がいた世界を変えようとする王道のストーリーですが、この物語でいうところの過去の世界というのは膨大な現実のデータで構成された仮想現実であり、そこで起こった変化は直接的には現実を変えないというところで1つ納得。辻褄は合っていました。(このてのストーリーは、いやいやそれじゃあおかしいやろと思うことが必ずあるので)
じゃあどうやって変えるの?ということででてくるのが器と質量の合致とゆう設定。今回は脳死状態の彼女の脳に脳死前の脳が持っていた質量(記憶)を過去から持ってきてそのデータ移管することで脳死状態から目覚めさせるのが目的なのですが、ここでも質量(記憶)の合致を「同じ記憶」とはしておらず「同じような記憶」として解釈していることでラストの衝撃的な一幕をうまくまとめたと思う。
この物語は現実の世界Aと過去のデータ(仮想現実)B、さらに過去のデータ(仮想現実)Cにおけるデータの改竄と修復との攻防がみどころの1つでその点もSFアクションファンタジーみたいな道具のおかけで面白く観れました。
途中、Cの世界が修復不可能になり強制終了するみたいなことになるのですがそのときに「何が起こるかわからない、ビッグバンが起こるよ!」といった瞬間 こりゃパラレルワールド1つ作りやがったなとは思いましたがそこはそうでもしないとまとまらないので自分としては納得でした。またその時に突然データを管理しているデータ世界のビッグマザー的な存在が登場しますがそれも無限に膨大な情報を管理できるとあって人の心的なものをものも手に入れた状態で登場。そこには自分も ん?となりましたがなんとか納得。
途中からは観ている間に展開は予想できるけど、最後に映った現実世界が確実にそれまでの予想をひっくり返してくれるので個人的には傑作とします。
ちゃんとみんな幸せになる物語はいいですね
なんだか観ていない方には参考にならないような観た方にも伝わらないようなレビューですみません あとみなさんと違う解釈だったら重ねてすみません 今さらですが笑
是非劇場でご覧ください