「第一幕の説明不足が響く」HELLO WORLD Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
第一幕の説明不足が響く
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映画館の予告で何度も観て
ほんなら観たるわいと言う感じで観ました
あたかもご当地キャンペーンを意識した京都の情景から
始まる今作・・
と思ったらいきなりデータ保存がどうのといった説明が始まり
いきなり置いてけぼりになります
主人公はSFが趣味という設定がありその世界をボチボチ
飲み込みますが肝心の観客がついていけてるでしょうか?
一行さんとの出会いの部分も演出が不足して
いるのかヒロインとしての存在感がなかなか
出てこなかった気がします
キャラクターはちゃんとかわいいんですけどね
結局そこが響いて当初の目標とされる中盤の落雷回避
からの展開からいよいよ完全に難解になってきます
ここまではよくある、言うなればベタな高校生の青春群像で
いいんですがこの作品の複雑な世界観との絡めが
上手くいってないので緊迫感が伝わりにくい
そりゃ観てる方は簡単な方に行きます
んならもう再起動しちゃえばいいんじゃね
というのはわりと気がつきやすいんですがほんとに
そのままなんだもの
結局実在の都市表現との関連性はそこまで感じませんでした
京都じゃなくても全然成立するストーリーなんです
まあ君の名はのヒットで上がった企画なのもあるのかも
しれませんがどこかの何か、外殻だけなぞらないで
もっと一本の映画として頑張ってくれたらなと思いました
・・あとなんで最後のシーンだけセルだったんでしょう?
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